【筑後鷹】期待の育成2年目右腕 宮里優吾 残り2枠 “揺れる”フォークで支配下枠獲る

[ 2025年7月8日 06:00 ]

宮里 優吾
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 ソフトバンクの育成2年目・宮里優吾投手(23)は揺れながら落ちるフォークが武器。自覚はないという球の揺れが、打者を揺さぶる。師匠と慕う尾形崇斗投手(26)とは、毎日テーマを決めて練習に臨むなど固い師弟関係で結ばれている。“支配下にならないともう野球をできない”と自らにプレッシャーをかけ、残り「2」の支配下枠を全力で獲りにいく。

 今月31日に期限を迎える支配下登録の話題になると、宮里の名前がよく挙がる。今季はウエスタン・リーグで14試合に登板し、防御率0・60、奪三振率9・00。期待されるのも当然だ。

 育成2年目右腕の武器は、揺れながら落ちるフォークだ。縫い目に指を掛けてボールを握る選手が多い中、指を広げて縫い目の外側を挟んでいる。その影響で回転数が減り、高校時代から定評があった“落ち幅が大きいボール”が投げられるという。ただ、“ボールの揺れ”について自覚はない。揺れをつくろうと思ったわけでもないが、キャッチャー目線からだと細かく揺れていることがよく分かるという。

 投球で意識しているのは、防御率や制球より“精度”だ。「周りは数字を評価してくれているが、自分はたまたま抑えられていると思っている。1軍での投球を考えて、意図の通りに球がいくようにしたい」と、上の舞台を見据えて突き詰めている。現在は特に技術練習に力を入れ、イメージと実際の球が合致するようにボールに触れる時間を長くしている。

 宮里が師匠と慕っているのが、20年に育成から支配下に昇格した尾形。日頃から連絡をよく取り合う。登板のたびに映像を送り、アドバイスをもらっている。現在は尾形も同じ2軍調整中で「回旋を意識します」など、練習前にロッカールームで“今日のテーマ”を話し合う。1日の阪神戦では初めての師弟でのリレー登板が事前に伝えられ、「抑えるのは当たり前っしょ」と誓った。ともに中継ぎで1イニングずつ投げ、宮里は15球で2奪三振、尾形は13球で全てゴロアウト。「“このまま失点0で抑え続けて支配下に上がろう”と尾形さんとも決めているので」。完璧な投球内容は当たり前だと捉えている。

 「自分にプレッシャーをかけて“支配下にならないともう野球をできない”くらいの気持ちでいる」。残り23日、残り2枠。最後のもう一踏ん張りで、2桁の背番号をつかみ取る。 (昼間 里紗)

 ◇宮里 優吾(みやさと・ゆうわ)2001年(平13)9月27日生まれ、東京都出身の23歳。小1から野球を始め、東京・岩倉では甲子園出場なし。東農大に進学し、23年育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。大学時代には元巨人のデラロサに似ていることから「デラさん」と呼ばれていた。1メートル80、89キロ。右投げ右打ち。背番号126。

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