ソフトバンク・柳町 11試合ぶりマルチ安打で打率トップに返り咲き「これからが勝負」

[ 2025年7月6日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―3西武 ( 2025年7月5日    みずほペイペイD )

<ソ・西>勝利を喜ぶ柳町(右)ら(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの柳町達外野手(28)は5日、西武戦で2安打し、パ・リーグ打率トップに返り咲いた。2回に中前打、2―2の5回には一時勝ち越しの左越え二塁打を放った。MVPに輝いた交流戦の後は調子を落としていたが、復調を示す11試合ぶりのマルチ安打。打率2位のオリックス・西川、3位の楽天・村林を僅差で上回った。チームは競り合いを制し、貯金を今季最多11に戻した。

 苦しみ抜いた末にトンネルから抜け、さらに視界が開けた。前夜に7試合ぶりの安打を記録した柳町が、一夜明けて11試合ぶりのマルチ安打をマーク。打率・315とし、リーグ打率トップに返り咲いた。

 「まだまだ道中でしかない。もっともっとヒットを打って首位打者という結果になればいいとは思っていますが、これからが勝負だなと思っています」と表情を引き締めた。

 前日は7回の最終打席で左前打を放ち、30打席ぶりにHランプをともした。この日は2回の第1打席から今井のスライダーを中前にはじき返す。2―2の5回には1死二塁から左翼フェンスに直撃する一時勝ち越しの二塁打を放った。

 5回の打席は3球で追い込まれたが、ボール球を見極めつつ、ファウルで粘った。リーグ断トツの出塁率・417を誇る選球眼でフルカウントまで持ち込み、今井が9球目に投じた直球を持ち前の打撃で逆方向に運んだ。「1打席目からいいアプローチができていた。追い込まれてもいい対応ができたと思います。集中して自分の打撃ができたと思います」と手応えを口にした。

 小久保監督も「(苦しい状態を)抜けたんじゃないですかね。彼らしい1打席目のヒットもあったし、タイムリーも3―2からの外の真っすぐに負けずに打ち返していた。心配はしていないです」とうなずいた。

 交流戦では12球団トップの打率・397でMVPに輝くも、リーグ戦が再開すると6試合ノーヒット。「長かったですし(精神面も含め)疲れというのは感じました」。ただ、その間も歯を食いしばり、チームに貢献してきた。1日の日本ハム戦では決勝点につながる貴重な犠打も決めた。

 不振となった原因は把握できている。「差し込まれる、タイミングが遅れる、そして無駄なボールに手を出してしまう、というところが今回の駄目なポイントだった」と分析し、「また違う原因が見つかったら対処していきたい」と先を見据えた。貴重な経験を糧に再びヒットを量産していく。 (木下 大一)

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