阪神・大山 7月打率・538の絶好調男が5年ぶり代打安打で逆転劇演出 6連勝で2位鯉に今季最大6差

[ 2025年7月5日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7―1DeNA ( 2025年7月4日    横浜 )

<D・神>8回、安打を放つ大山(撮影・尾崎 有希)
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 阪神・大山悠輔内野手(30)が4日、DeNA戦(横浜)で20年6月28日同戦以来5年ぶりの代打安打を放った。疲労を考慮されて今季77試合目で初のベンチスタートも、0―1の8回無死一塁で登場。左前打で好機を拡大し、この回2点を奪う逆転劇を演出した。7月は計13打数7安打、打率・538と絶好調。チームを今季2度目の6連勝へと導き、2位・広島とのゲーム差を同最大の6に広げた。

 スタメン発表時のどよめきを何倍も上回る音量の歓声が、ハマの夜空にこだました。今季77試合目で初めて先発を外れた大山。定位置の「5番・一塁」に「ヘルナンデス」の名がコールされたプレーボール直前、故障を懸念する空気が左翼席に充満したものの、8回に急転。無死一塁で9番・村上の代打として出撃を迎えた瞬間、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。

 「(逆転勝利は)全員の力があってこそ。一試合一試合、勝つために(プレーが)できていると思う」

 先頭・坂本が放った中前打に続き、背番号3が右打席へと向かう。2番手・伊勢の初球スライダー、2球目フォークを続けて見送り、3球目の直球をフルスイングで空振り。これで一層、ゲームに入り込めた。迎えたフルカウントからの6球目。浮いたフォークを見逃さず、痛烈な弾道で三遊間を破った。ランエンドヒットを仕掛けた代走・植田は三塁へ。ここで自身にも代走・熊谷が送られ、お役御免。5年ぶりの代打安打で逆転星への道筋を立てた男に、虎党から惜しみない拍手が送られた。

 「大山が休養と言いますか、(3日までの)巨人3連戦の汗の量とか考えて、他球団の状況を見たときに、動かしてはいけないオーダーだけど(休養策を)やらなければいけないんじゃないか、と」

 藤川監督は主砲の疲労を考慮し、この日の先発回避を決断した。3日までの巨人3連戦では、甲子園の酷暑の中、当然のようにフル出場。全て1点差の3連勝に貢献し、一夜明けたこの日は午前中に横浜へ入った。自分の体と相談しながら、試合前練習も調整を重視。序盤はベンチからじっくり戦況を見守った。だが、ベンチ裏でのスイングや運動は欠かさず、心と体の準備を整え、任された1打席で快音を響かせた。

 「明日は明日で試合がある。きょうはきょうで終わりなので、明日に向けて、しっかり準備したいと思う」

 チームは7月、4戦全勝。大山も打率・538と手が付けられない。今季2度目の6連勝で、広島とのゲーム差は今季最大となる6。2年ぶりV奪回を狙う猛虎に、早くも独走の気配が漂ってきた。(八木 勇磨)

 ≪代打通算成績は37打数7安打1打点≫大山(神)の代打起用は21年9月21日の中日戦以来で、代打安打は20年6月28日のDeNA戦以来5年ぶり。代打の通算成績は37打数7安打1打点、打率・189。

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