阪神・村上 得意神宮でまさか2被弾 高寺失策でサヨナラ負けも藤川監督「また顔を上げて戦ってくれれば」

[ 2025年6月28日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―4ヤクルト ( 2025年6月27日    神宮 )

<ヤ・神>7回、オスナに同点2ランを浴びる村上(撮影・木村 揚輔)
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 阪神ヤクルト戦で最大3点のリードを守れず、今季5度目のサヨナラ負けを喫した。同点の9回2死二塁、途中出場の高寺望夢内野手(22)が三ゴロ失策で決勝点を許した。決勝点が失策によるサヨナラ負けは、17年以来8年ぶり。神宮球場で過去3戦3勝と全勝を誇っていた村上頌樹投手(27)を先発に立て、必勝を期した最下位球団相手のリーグ再開戦で苦杯をなめさせられ、2連敗で2年ぶりの黒星発進となった。

 難しいバウンドに高寺が合わせきれず、そのグラブをはじいた打球が無情にも左前に転がると、俊足・並木に二塁から一気に本塁を陥れられた。記録は三失。決勝点が失策によるサヨナラ負けは、17年以来8年ぶりの屈辱となった。

 「申し訳ない気持ちです。しっかり練習して、次に生かすしかない」

 9回に代打で出場し、そのまま守備に就いていた高寺にとっては初の守備機会。悔しすぎる結果に、責任を背負い込んだ。藤川監督も「使っているこちらの(責任の)ところですから。また明日、顔を上げて戦ってくれれば、というところですね」と、22歳の若虎の巻き返しを期待するしかなかった。

 交流戦終了後の初戦の先発を任されたのは「神宮全勝右腕」だった。燕の本拠地では過去3戦3勝だった村上だが、立ち上がりから本来の制球力がなく、我慢の展開が続いた。4回2死満塁、5回1死満塁は何とか切り抜けたものの、3―0の7回に捕まった。

 1死から並木に左越えソロを許すと、2死後に内山の中前打で再び走者を背負う。続くオスナへの3球目が高めに浮き、痛恨の同点2ランを左翼席に放り込まれた。7回8安打3失点でリードを吐き出して降板。黒星こそ付かなかったが、神宮で初めて勝てなかった。1試合2被弾は、21年8月28日広島戦で鈴木(現カブス)、菊池に打たれて以来4年ぶり2度目の自己ワーストとなった。

 「粘りながら投げていく中で、長打で一気に追いつかれてしまった。みんながつくってくれたリードを守ることができず悔しい」

 本調子を欠き、雨で試合が一時中断する難しいコンディションだったが、6回終了時点で球数は87。7回のマウンドにも送った藤川監督は「あの回まで頑張ってほしいなというところでしたけど、こういう時もある。1イニングに2発はなかなか(ない)と思うんですけど、切り替えて次の登板に向けてやってくれれば」と責めなかった。村上は、これで4試合勝ち星なし。試練の時を迎えている。

 リーグ再開戦は黒星発進も、DeNA、広島が敗れ、セの貯金独り占めとなった。とはいえ、最大14あった貯金は7に半減。この夜の悔しさをバネに再び量産体制に入りたい。

 ≪球団8年ぶり屈辱≫
 ○…阪神は今季5度目のサヨナラ負け。3点優勢からの敗戦は、4月9日のヤクルト戦(甲子園)3―0→3―5以来、今季2度目。決勝点が失策によるサヨナラ敗戦は、17年4月19日の中日戦(ナゴヤドーム)で9回2死二、三塁から三塁手・鳥谷がゴロを失策し3―4で敗れて以来、球団8年ぶり。

 ○…交流戦明けの初戦は通算10勝9敗1分け。ビジターで迎えたシーズンは3勝6敗で13年から6連敗。

 ○…阪神がセ・リーグの貯金を独占するのは24年5月6日に
順チーム 試 勝―敗分
(1)阪 神 31 16―114
(2)DeNA 31 15―151
(2)巨 人 33 15―153
(4)中 日 32 14―144
(5)広 島 28 11―134
(6)ヤクルト 31 13―162
貯金5を独占して以来。交流戦でセが大きく負け越した15年には、7月5日に
順チーム 試 勝―敗分
(1)阪 神 76 38―371
(2)巨 人 78 38―391
(3)広 島 74 36―371
(4)ヤクルト 77 37―391
(5)DeNA 77 36―401
(6)中 日 78 33―432
貯金1で首位に立ち、他5球団がすべて借金を背負っていたケースがある。

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