大谷 球宴選出御礼弾!記録ずくめの最多得票 DH部門で5年連続ファン投票選出は史上初

[ 2025年6月28日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース3-1ロッキーズ ( 2025年6月26日    デンバー )

7回、28号ソロを放つドジャース・大谷(AP)
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 ドジャース大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、ロッキーズ戦でリーグトップを独走する2試合ぶりの28号ソロを放って4連勝と今季最多の貯金20に貢献した。最近4試合で3発の量産。試合後に発表されたオールスター戦(7月15日=同16日・アトランタ)のファン投票ではナ・リーグ最多得票を集めて5年連続の先発出場が決まり“御礼弾”にもなった。

 ここぞの場面で打つ。大谷がファンに愛され、チームに信頼される理由だ。2―1の7回2死で粘った末の7球目。右腕キンリーのスライダーをすくい上げるように捉えた打球は右中間最深部のドジャース側のブルペンまで届いた。リーグ2位のスアレス(ダイヤモンドバックス)に3本差をつける28号ソロ。デーブ・ロバーツ監督は「大きな一打。貴重なダメ押し点となった」と称えた。

 15発で月間MVPを獲得した5月から一転、6月はやや調子を落としていた。最近4試合は3発と再上昇。標高1マイル(約1600メートル)の高地に位置して打球が伸びる通称「打者天国」のクアーズ・フィールドで24日の日米通算300号に続き、存在感を示した。

 感謝の一撃にもなった。試合終了から24分後。7月15日(日本時間16日)のオールスター戦で野手を対象にしたファンによる1次投票結果が発表され、ナ・リーグ最多の396万7668票を獲得し、DHとして5年連続5度目の先発出場が決まった。昨年の得票数はリーグ3番目。加入2年目でナ・リーグの“顔”として認められた。

 DH部門で5年連続ファン投票選出は史上初。リーグ最多得票はア・リーグのエンゼルスに在籍していた23年以来、2年ぶり2度目で、両リーグでそれぞれ最多得票に輝くのはケン・グリフィー(マリナーズで5度、レッズで1度)以来2人目だ。さらに日本選手のリーグ最多得票の複数回選出はイチロー以来2人目という記録ずくめになった。

 次の遠征地カンザスシティーに向かった大谷はインスタグラムを更新し、「396万7668」の数字に「ファンの皆さま、投票ありがとうございます! アトランタでお会いしましょう」と英文で感謝のメッセージを添えた。

 前年リーグ優勝監督としてナ・リーグを指揮するロバーツ監督は既に登板の可能性を否定し「1番・DH」を明言。昨夏は先制3ランで球宴初本塁打を飾りながら試合に敗れ、日本選手では07年のイチロー以来2人目のMVP受賞を逃した。今度こそ――。真夏の祭典が大谷を待っている。(柳原 直之)

【両リーグ最多はジャッジ】
 ヤンキース・ジャッジ=写真、AP=が2年連続両リーグ最多得票となる401万2983票を集めた。通算3度の最多得票はファン投票が再開された1970年以降では4人目。1次投票で両リーグ1位の大谷とジャッジの2人は先発出場が決定し、残りの先発野手は1次投票の上位2人(外野手は6人)を対象とした30日(日本時間1日)~7月2日(同3日)の最終投票で決まる。ドジャース勢はベッツ、フリーマンら7人が最終投票に進出。投手は控え野手とともに選手間投票などで選ばれ、7月6日(同7日)に発表される。

【大谷の過去の球宴】
 ☆21年(コロラド州デンバー) ファン投票でDH、選手間投票で投手として選出され「1番・DH兼先発投手」で史上初めて投打同時出場。投げては1回無失点で19年田中(ヤンキース)以来、日本投手2人目の勝利投手。打者では2打数無安打。前日の本塁打競争ではソトに敗れた。
 ☆22年(カリフォルニア州ロサンゼルス) 「1番・DH」で打者に専念。ナ先発は憧れのカーショー(ドジャース)で、「初球をフルスイング」の予告を実行してバットを折りながら中前打を放った。直後に一塁でけん制死。3回の2打席目は四球だった。
 ☆23年(ワシントン州シアトル) ア最多得票で選出され「2番・DH」で出場。2打席で1三振1四球ながら、オフのFAを控えて打席に入るたびに「Come to Seattle!!(シアトルに来て!!)」の異例の大合唱。
 ☆24年(テキサス州アーリントン) 「2番・DH」で出場し、3回無死一、二塁から右越えの先制3ラン。21年の勝利投手と合わせて球宴史上初の「勝利投手&本塁打」を達成した。試合前恒例の「レッドカーペットショー」では裏地に愛犬デコピンをプリントしたスーツ姿で、真美子夫人と手をつないで登場した。

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