【週末MLB】菊池雄星が21日アストロズ戦に先発予定 今季さらなる進化をみせるスライダーを武器に古巣との一戦に挑む

[ 2025年6月20日 12:00 ]

【週末MLB】プライムビデオのSPOTVで配信予定の6/21アストロズ-エンゼルス戦と6/22ロイヤルズ-パドレス戦
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 6月21日(土)エンゼルス-アストロズ戦(午前10時38分開始・アナハイム)で、ローテーションの順番通りならエンゼルスは菊池雄星投手が先発する。今季はここまで15試合に先発し、2勝6敗、防御率3・05の成績を残している。

 移籍初年度の今季はいきなり自身メジャー初となる開幕投手の大役を任された。だが、援護に恵まれない展開が続くなど、待望の移籍初白星には時間がかかった。5月23日のマーリンズ戦、11度目の先発で、6回途中まで7安打無失点の力投でようやく今季初白星。これで悪い流れを断ち切ると、上昇気流に乗った。

 圧巻だったのは6月9日のアスレチックス戦だ。5回途中までは一人の走者も許さないパーフェクトピッチ。今季最長の7回1/3を投げて1安打無失点と封じ込めた。唯一の安打を許した5回と、先頭を打ち取り降板した8回以外は、全て3者凡退に仕留めた。

 今季2勝目を手にした菊池は言った。「勝ち星とかはそんなに意識していない。先発投手の仕事は、勝つチャンスを残した状態でマウンドを降りること。そこだけにフォーカスして自分の仕事をやりたい」。日本で73勝、メジャーで43勝と、日米通算116勝を挙げてきた男の矜持(きょうじ)を示した。

 今季の投球で目立つのはスライダーのさらなる進化だ。昨季途中のアストロズ移籍後、球団の助言もあり使う頻度を高めた。昨年の投球の球種割合は直球が47%で最も高く、次いでスライダーが24%だった。今季は直球とスライダーがともに530球ずつで37・3%と、全く同じ割合で多投するようになった。2つの軸玉を武器に、攻める投球を貫いている。

 昨年プレーしたアストロズとは、移籍後初対決を迎える。キャリア通算では14試合に登板し、1勝5敗、防御率6・00と相性は良くない。躍進に導いてくれた古巣相手に、その古巣で磨いたスタイルでぶつかる。

 チームは現地16~18日のヤンキース戦に3連勝を飾った。現地18日現在で36勝37敗のア・リーグ西地区3位と、借金完済が間近に迫る。6・5ゲーム差で追う同地区首位相手に、直接対決で少しでも差を詰めていきたい。

 6月22日(日)パドレス-ロイヤルズ戦(午前8時15分開始・サンディエゴ)でパドレスは本拠地に戻り立て直しを図る。ドジャース、ダイヤモンドバックス、そして再びドジャースと3カード続いた同地区球団相手とのシリーズにいずれも負け越し。特にドジャースには16~18日と手痛い3連敗を喫した。

 18日のドジャース戦は、9回に2点ビハインドを追いつきながら、その裏にウィル・スミスにサヨナラ本塁打を浴びるダメージの残る展開だった。前日までの2試合で大谷翔平が受けたものを含め4死球が飛び交い、激しく争った昨年からの遺恨再燃ムードも漂った一戦。マイク・シルト監督は「ハードな戦いであり、クリーンな試合だった。スミスは危険な男だし、素晴らしい打撃をする。気分がいいものではなかった」と振り返った。

 右中間最前列への一発だった。追った右翼手のフェルナンド・タティスはホームランキャッチを試みたが、あと一歩及ばず。「少し飛ぶのが遅れてしまった。あともう少しだった。ほんの、0・5秒遅れた」と悔やんだ。

 1日の休養日を挟んで、2度目の13連戦は、ここまで1勝5敗。ただでさえ過酷なスケジュールな上に、負けが込むことで疲労度は増している。ホームで迎えるロイヤルズ、そして次のナショナルズと続く2つのシリーズは、いずれも勝率5割を下回っている球団との対戦。激戦が続くナ・リーグ西地区での再浮上へ、一つでも多く貯金を積み上げておきたい。

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