阪神・森下 甲子園の嫌な空気変える逆転決勝3ラン 「勝利に貢献することをこだわっている」

[ 2025年6月8日 05:15 ]

交流戦   阪神8―2オリックス ( 2025年6月7日    甲子園 )

<神・オ>6回、森下は3ランを放つ(撮影・後藤 大輝)
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 シビれる場面になればなるほど、燃える男――。それが阪神・森下翔太だ。2点ビハインドで迎えた6回1死一、二塁。カウント1―1から宮城が投じた真ん中低めのフォークを、フルスイングで捉えた。

 「何回もチャンスをつくれるピッチャーではない。すごく気合が入っていた。外野は越えたかなと思った。いいところに飛んだ」

 低い弾道ではじき出された打球は一直線に左翼ポール際へと飛び込んだ。1日広島戦以来、5試合ぶりとなった今季9号の逆転3ラン。直前の無死一、二塁で中野が送りバントを失敗し、聖地・甲子園球場に漂った嫌な雰囲気を、たった数分後に振り払った。

 「昨日打てていなかったというのもある。“良かった”というガッツポーズでした」

 一塁ベースを回ったところで人さし指を右翼席へ突き上げ、何度も雄たけびをあげながら、ダイヤモンドを一周。まるで負けたら終わりのポストシーズンを戦っているかのような、気合の入ったアクションを繰り返した。これで勝利打点は両リーグ断トツの10。打点も佐藤輝と並ぶリーグトップ41へ伸ばした。

 「勝負強さだったりチームの勝利に貢献することを常にこだわっている。まだまだですけど、これからもチャンスで打ち続けたい」

 この試合を終えて全57試合に出場。持ち前の勝負強さを誇示する一方で「結構、体に来ていますよ」と肉体の疲労は、日に日に蓄積する。前日6日は北海道からの移動ゲーム。「慣れないところに行くと、睡眠の質も悪くなったりする。でもチームが勝てばだいぶ吹き飛びますよ」。味方打線が苦戦を強いられた難敵・宮城を攻略した価値ある一撃。この夜は、自らのバットで疲れも吹き飛ばした。

 「(今後も)チームの勝利に直結するような打撃をしたい。チーム一体となってやれれば」。猛虎の中軸として、勝利へつながる「1」打を着実に積み上げていく。(石崎 祥平)

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