堀内恒夫氏弔辞全文 結婚式の仲人を務めた長嶋さんが“主役”に「誰の結婚式なんだっていう…慌てた」
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肺炎のため3日に89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの通夜が7日、葬儀・告別式が8日に都内の斎場で営まれた。7日の通夜で巨人元監督の堀内恒夫氏(77)が弔辞を読んだ。全文は以下の通り。
「『監督、堀内です』って言うと、向こうから『おお入っていいぞ』という声が聞こえます。いまでも起き上がって声がするんじゃないかなというふうな錯覚にとらわれます」
「6月3日に長嶋監督が亡くなられて私はちょっと不在で大変申し訳なく思います。でも、私がV9時代の一番若い選手でございまして、監督とは一回り違います。私も齢77歳になりました。でも、3日後に弔辞を読めと言われても、私の心はまだ整理がつきません。でも、私の巨人軍に入りたい夢、これは監督をみて、長嶋さんをみて、野球を始めて、そして7年後に巨人軍に入ることになりました。間に合ったと思いました。なぜか。長嶋さんと一緒に野球ができる喜び、入ったら、金田さんがいて王さんがいて、すごいところへ入ってしまったな」
「でも、巨人軍のV9というのは打高投低。ピッチャーの方がどちらかというと弱かった。V9といっても、ピッチャーでV9をやったピッチャーはいません。野手の方が、ほとんどのレギュラーがV9をやったのだと思います。その中の王さん長嶋さん。この二人が、両巨頭が並び立ったおかげで、V9という偉大な成績が残せたんじゃないかなと思います」
「私もその中で、ご一緒させていただいて、選手同士としてプレーができたことを非常に光栄に思っております。ましてや、選手と選手が結婚式の仲人をするなんてことは稀なんです。それを長嶋さんが快く引き受けていただいてやりました。でも、大変なことになりましてですね。私の質問よりか、長嶋さんと奥様の方に質問が集中して、誰の結婚式なんだっていうような、慌てたこともたくさんありました」
「でも、あの結婚式の監督のスピーチが、私は今でも忘れられません。非常にお上手だったです。そして、監督がお辞めになって現役をお辞めになって、そして今度は監督と選手として6年間お世話になりました。でも1年目、巨人軍の最悪である最下位の6位という不本意な成績を収め、出しました。それは長嶋監督なり、王さんが怪我をしていましたし、もう最悪の1年間ではなかったかなと思います」
「でも、その次の年に張本さんが来られたりして、勝つんですけれども、監督はこのチームじゃ勝てない。だから伊東でやるんだって言って、じゃあ私も連れてってくださいと『お前はちょっと年がいってるからもういいだろう』というようなことを言ったんですけども、連れてってくれませんでした」
「でも、その成果があったんですけれども、私が6年後に200勝のときに、あと2勝というところで、足踏みもしながらやって、そして、そのチームが勝てなかったんです。その時に長嶋さんは、男のけじめだって言って、監督をお辞めになって、私は非常に自分に責任を感じて、こんなロートルいつまでも野球やっちゃいけないなと思いながら、地団駄を踏んで現役を少し続けました」
「そしたらまた、数年後に長嶋さん戻ってこられて、今度は監督とコーチという形で、お世話になりました。私もお勤めをさせていただきました。さっきも言ったように10・8いい経験をさせていただきました」
「監督の部屋に前の晩は、4回夜中に行きました。でも、このピッチャーでやるしかないんだって、私は納得していただいて、あの3人の槙原、斎藤、桑田といういいピッチャーがいたんで、勝つという自信もありました。でもあれが有名な『勝つ、勝つ、勝つ!』。私どもも記憶が定かではありませんが、3回行ったか、1回行ったかはもうあまり記憶にはございません。でも、選手もいい経験をしまして大きくなったし、私もいい経験をさせていただきました」
「そして、私が監督にならしていただいた年の最初のオープン戦で熊本に行った時に、監督は倒れられたんです。それから、監督としてご指導をというんですけれども、お体の調子があんまり良くなくて、なかなかお話することができませんでした。でも、2年間という短い期間でしたが、お前のやりたいようにやりなさいよっていう言葉をかけていただいて、やってきてリハビリして苦しい中でもって、人のことまでお気遣いをいただく長嶋さんの凄さ、私は60年間の野球の中で、長嶋さんのいなかった時期っていうのは全くないに等しいと。いつどこへ行っても長嶋さんの話が出る」
「私も、これから少し落ち着いたら、長嶋さんのどういう人だったかっていうのを書き残してもいいんじゃないかなと自分なりに思います。外には出しません」
「でも、そういうことでもっていろいろ苦労されました。20年も経って、お体が調子が戻らなかった。でも、これは私も長嶋さんのリハビリの姿を見ていて、私も感動いたしましたし、もう少し、もう少しと思いましたけれども、それも叶わぬ夢になりました」
「『巨人軍は永久に不滅です』と長嶋さんはおっしゃいました。長嶋茂雄という名前も不滅です。ありがとうございました」
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