広島・床田 愛娘誕生日前祝い6勝 悔し9回に2失点で4完封目逃すも今井に投げ勝った

[ 2025年6月8日 05:45 ]

交流戦   広島5―2西武 ( 2025年6月7日    マツダ )

<広・西>9回を完投した床田(左)と坂倉(撮影・岸 良祐)
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 広島・床田寛樹投手(30)が7日の西武戦で9回2失点で無四球完投し6勝目を挙げた。今季4度目の完封こそ逃したが12球団で唯一、防御率0点台だった西武・今井に投げ勝った。チームは2連勝で7カードぶりにカード2勝を記録。この日の勝利で2009年の開場以来、マツダスタジアム通算600勝となった。

 床田は今季4度目の完投勝利よりも、左腕では川口和久(83年)と大野豊(88、89年)に並ぶ球団記録のシーズン4完封を逃したことを悔しがった。8回までゼロを並べ、迎えた9回。先頭の源田に中前打され、続く長谷川に左翼線に適時二塁打を浴びた。さらに無死一、三塁から外崎に右犠飛を許し2失点。最後は古賀悠を三ゴロ併殺に仕留めたが、マウンド上で何度も首をひねった。

 「今日はストライクは入っているが、ストライクの中では甘いなという認識だった。(9回は)点を取られてしまったので(アウトを)一つ一つ取っていこうと思った。まあ勝てたので良かった」

 見た目の内容とは裏腹に、調子自体は良くなかったと振り返る。心掛けたのはストライク先行で打たせて取る投球。打者33人に対しボールが2球続いたのは、わずか5人で4回まで1安打で40球。2―0の5回、1死から連打で一、三塁と初めてピンチを背負ったが、児玉を低めツーシームで空振り三振。今井も遊ゴロに退け、踏ん張った。

 「あれ(児玉の三振)は良かった。しっかり低めに投げ切れたので大きかった」

 力で押す西武・今井とは対照的に変化球が多めの配球で、特にツーシームは打者の反応を見ながら意図的に強弱をつけた。「引っかける球もあったので」。自身の球の軌道を修正する狙いで試み、巧みな投球術もさえた。

 チームトップをいく6勝目で、9日に2歳の誕生日を迎える愛娘へ、少し早い誕生日プレゼント。育児は「奥さんに頼りっぱなし」という左腕だが、自宅では時間を見つけておむつ替えをし、遊び相手にもなっている。

 「かくれんぼをしたりする。隠れたら、ちゃんと見つけてくれるので、かわいいですよ。また誕生日は買い物に行って、いいプレゼントをあげられたら」

 ウイニングボールはこの日25歳の誕生日だった小園に譲ったが、9日は父としてもう一つプレゼントを贈る予定だ。

 難敵・今井に投げ勝ちチームは2連勝。新井監督は「いつも言っているけど(床田は)ブルペンを助けてくれている。本当に今日も素晴らしい投球だった」と賛辞を贈った。(長谷川 凡記)

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