巨人・戸郷翔征は今季2勝目ならず 9安打されながらも6回途中1失点粘投、107球 MAX150キロ

[ 2025年6月1日 15:39 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2025年6月1日    バンテリンD )

<中・巨(11)>力投する先発の戸郷(撮影・椎名 航)
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 巨人の戸郷翔征投手(25)が交流戦前ラストマッチとなった1日の中日戦(バンテリンD)で今季8度目の先発登板。6回途中9安打1失点で降板し、“7度目の正直”で初勝利を挙げた前回からの連勝を逃した。

 登板前の初回、味方打線が3番・泉口の適時二塁打で1点先制。3試合連続で岸田とバッテリーを組み、気持ちも少し楽にマウンドへ上がったはずだった。

 だが、1番・上林に初球の146キロ直球をいきなり右前打され、無死一塁。上林は2番・板山の初球に走るも岸田が二盗を阻止し、板山は左飛に打ち取って2死走者なしと、相手の流れを切りかけた。

 しかし、3番・岡林に投じた149キロ直球を右翼スタンドへ1号ソロとされ、あっという間に1―1の同点。マウンド上の戸郷は口元が「えー!」と動き、決して悪いコースではなかった直球を試合前までプロ6年間で通算3本塁打の岡林にもっていかれて“想定外”といった表情を浮かべた。

 さらに4番・カリステに外角148キロ直球を中前打、5番・ボスラーに内角147キロ直球を右前打されて岡林の一発から3連打。6番・石川昂には四球を与えて2死満塁とピンチが続いたが、7番・村松を一ゴロに打ち取ってなんとか最少失点で切り抜けた。それでも初回だけで26球。打たれた4安打はいずれも直球という不安の残る立ち上がりとなった。

 1―1のまま迎えた2回は8番・石伊を投ゴロ、相手先発左腕の9番・松葉を空振り三振に仕留めたが、上林にはフォークボールを中前打とされて2打席連続安打。それでも板山を三邪飛に打ち取って得点は許さず。3回は2死からボスラーに外角高め149キロ直球を左前打されるも無失点。序盤の3回で55球を投じ、6安打1失点となった。

 「全体的に球が高い。変化球がボールになってストレートをはじき返されているので、どんどんゾーンで勝負していってほしい。実績がある投手なので、試合のなかで修正してしっかりゲームをつくってほしい」と杉内投手チーフコーチ。

 4回は先頭の村松に148キロ直球を左前打されると、続く石伊にはフォークボールを左前打されて無死一、二塁。犠打で1死二、三塁となってから上林には四球を与えて満塁。だが、ここも板山を空振り三振、岡林を中飛に仕留めて無失点で切り抜けた。

 4回までに82球を投じて8安打を打たれていたが、5回の打席にも入って続投。すると、その裏はカリステ、ボスラー、石川昂を抑えてこの試合初めての3者凡退に打ち取った。

 5回終了時点で戸郷の球数は98球。だが、1―1のまま試合が進行していたこともあって6回のマウンドにも上がった。

 だが、6回も先頭・村松に左前にポトリと落ちる安打を打たれ、犠打などで2死二塁。上林を申告敬遠して一、二塁としたところで阿部慎之助監督(46)がマウンドに向かい、降板となった。なお、このピンチで2番手左腕・中川が代打・ブライトを空振り三振に仕留める見事な火消し。戸郷の失点を増やすことはなかった。

 戸郷の投球内容は5回2/3で打者28人に対して107球を投げ、9安打1失点。3三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は150キロだった。

 ▼戸郷 先制してもらったあとすぐにホームランを打たれてしまったことが大きな反省点です。

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