ア・リーグ本塁打王ローリーは通称「ビッグ・ダンパー(でかいお尻)」捕手の活躍の歴史を塗り替える大暴れ

[ 2025年6月1日 06:40 ]

マリナーズのカル・ローリー捕手(AP)
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 マリナーズの正捕手カル・ローリー(28)は、ここまで21本塁打でア・リーグトップ、全体では大谷翔平の22本に次ぐ2位。OPSは1・004でアーロン・ジャッジに次ぐア・リーグ2位だ。

 大リーグ公式サイトはローリーは今季57本塁打ペースで、これは正捕手としてはシーズン最多記録を大きく更新すると報じている。これまでの最多はサルバドール・ペレスが2021年に記録した48本。ちなみに、メジャー史上捕手による40本塁打超えのシーズンはわずか6人、8回しかない。ロイ・キャンパネラ(1953年)、ジョニー・ベンチ(1970年、1972年)、トッド・ハンドリー(1996年)、マイク・ピアッツァ(1997年、1999年)、ハビアー・ロペス(2003年)、そしてペレス(2021年)だけだ。

 ニックネームは「ビッグ・ダンパー」。体格ががっしりしており、特に下半身が大きく力強いため、チームメートたちが冗談めかして「Big Dumper(でかいお尻)」と呼び始めたのがきっかけだ。

 データサイト、ファングラフスの算出によるとここまで3.6のWAR(勝利貢献度)を記録。これは全メジャーリーガーの中で、アーロン・ジャッジ(4.8)に次ぐ2位(大谷は3.2)。単純計算ではシーズン10.4WARのペースでこれはMLB史上、捕手として最高の成績になる。

 これまで捕手が1シーズンで9WAR以上を記録した例はわずか3例でバスター・ポージー(2012年):9.8、ジョニー・ベンチ(1972年):9.2、マイク・ピアッツァ(1997年):9.1である。ローリーの本塁打量産の大きな要因は、彼が「引っ張りのパワー」をさらに強調するようになった点にある。もともとメジャーでも屈指の引っ張り打ちを得意とするスラッガーだったが、2025年にはその傾向が一段と顕著になっている。引っ張りのエアボール率は39.3%でリーグ全体でトップの数字をマークしている。しかも、スイッチヒッターであるローリーは、両打席で優れた打撃成績を残しており、さらにあらゆる球種に対応できている。

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