ZOZOマリン移転、建て替えへ 移転先候補はGLAY伝説の「20万人ライブ」行われた“聖地”

[ 2025年5月11日 21:31 ]

ZOZOマリンスタジアム(左手前)。中央は幕張メッセ駐車場
Photo By 共同

プロ野球・ロッテの本拠地、ZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)を、球場を所有する市と土地を所有する千葉県が、移転、建て替える方向で検討していることが11日、分かった。

 移転先となるのは、現球場から数百メートル離れた幕張メッセ駐車場。ロッテの親会社・ロッテホールディングスの関係者も「幕張新都心が移転先の候補に挙がっていると聞いています」と認めた。同所は1999年にロックバンド「GLAY」が日本音楽史上最大の20万人を集めた伝説の幕張ライブが行われた場所。GLAYファンにとっての聖地は、ロッテファンにとっても新たな聖地となりそうだ。

 ロッテの元関係者は「5、6年ほど前から幕張メッセの駐車場が候補に挙がっていた」という。現球場は90年に整備され、92年からロッテが本拠地として利用。開場から30年以上たった今では老朽化や雨漏りなどが指摘されている。2023年には市による球場の在り方を検討する調査が実施。建て替えも想定した概算事業費の試算などがされ、昨年末までに基本構想が策定される予定だったが、建設資材の高騰などを理由に延期されていた。この調査では、基本構想から完成までに約10年かかるとしていた。

 プロ野球関係者によると、市が目指すのは日本ハムの本拠地・エスコンフィールド(北海道北広島市)をモデルにした「ボールパーク化」。現球場は最寄りのJR海浜幕張駅から徒歩15分以上かかるのに対し、移転先の最寄りとなる幕張豊砂駅は徒歩10分ほど。周辺にはイオンモールや会員制スーパーのコストコなどがあり、市が掲げる「回遊性の向上」「にぎわいの創出」などに寄与しそうだ。

 現球場では、毎年夏の音楽フェス「サマーソニック」などライブも開かれており、音楽ファンにも親しまれている。プロ野球の試合では、東京湾から吹く強い潮風が攻守に影響を与え、多くのドラマを生み出してきた。移転後の新球場では、風はどこに向かって吹くのか。選手もファンも、ホームベースの置かれる方角が気になることになりそうだ。

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