【大学野球】大商大7連覇へ好発進 支える後援会会長

[ 2025年4月13日 12:05 ]

大商大野球部の後援会会長を務める大町直樹さん。監督や部員、OBからの信頼も厚い
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 関西六大学野球連盟の春季リーグ戦が4月5日に開幕した。優勝候補の一角に挙がる大商大は大院大に連勝し、勝ち点を挙げた。12日は京産大を3―1で退け、開幕3連勝。今秋ドラフト候補の最速147キロ右腕・鈴木豪太(4年=東海大静岡翔洋)と、最速148キロを誇る大型左腕・星野世那(3年=近江)の2本柱を軸に、連盟記録を更新するリーグ7連覇の偉業へ好スタートを切った。

 プロ野球開幕前日の3月27日。夕暮れの時間帯になると、大商大・富山陽一監督(60)の携帯電話がひっきりなしに鳴った。電話は、楽天の太田光捕手ら開幕スタメンや1軍スタートを決めた多くの教え子から。西武ドラフト2位・渡部聖弥からも連絡が入った。新人ながら開幕戦で5番を任された期待の若武者。恩師にあらためて感謝の思いを伝え、今季の飛躍を誓った。

 大学選手権は1975年と76年に、明治神宮大会は82年に準優勝を誇る西の強豪。昨秋のリーグ戦では連盟記録を更新する6連覇を飾った。富山監督の指導を受け、プロの世界へ羽ばたいた選手は計18人を数える。今や関西で最も勢いのある野球部と言っていいだろう。そんな強豪クラブを指揮官とともに支える人物がいる。野球部の後援会会長を務める大町直樹さん(55)がその一人だ。

 大町さんは、富山監督の就任と同時に2010年春から後援会会長を務める。ことしの春で16年目のシーズンを迎えた。大町さんにとって富山監督は同じ中学の5年先輩にあたる。やんちゃ盛りだった10代の後半。勢い余って一度は道を踏み外しそうになったが、富山監督の激励やサポートを受け、まっとうな学生生活を過ごすことができたという。「(富山監督は)ひと言で言えば、剛腕ですよね。指導力に統率力、すべてを兼ね備えた方です」。感謝の思いは今も尽きない。だからこそ、監督就任のタイミングで後援会会長に自ら名乗り出た。約40年近く続く2人の絆は深く、強固だ。

 大阪市内で会社を経営する大町さん。忙しい仕事の合間を縫ってリーグ戦の会場やキャンプ地などにも精力的に足を運び、部員を温かく見守り続けてきた。プロ野球が開幕した3月28日。大町さんのもとに、2安打を放った西武・渡部から連絡が届いた。これまでの感謝や、今季にかける思いを伝えられたという。現役部員にとどまらず、プロで活躍する選手やOBからの信頼も厚い。リーグ7連覇がかかる今春。その先につながる大学日本一へ――。大町さんは「期待するのは大学日本一、そこだけ。近い将来、成し遂げてほしい」と願った。

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