ドジャース山本由伸 6回無失点で2勝目 両リーグトップ28奪三振!ロバーツ監督「ヒデオと似ている」

[ 2025年4月13日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース 3―0 カブス ( 2025年4月11日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カブス>4回、ブッシュを空振り三振にしとめ雄叫びを上げるドジャース先発・山本(撮影・沢田 明徳)
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 伝説の「ドクターK」がオーバーラップした。ドジャースの山本由伸投手(26)が11日(日本時間12日)、カブス戦で6回2安打無失点で今季本拠地初勝利となる2勝目。スプリットでの4つを含む9三振を奪い、今季28奪三振は両リーグトップとなった。デーブ・ロバーツ監督(52)は、現役時代に同僚だった野茂英雄(56=現パドレスアドバイザー)の姿を重ねて絶賛した。 

 吠えた。0―0の4回2死三塁のフルカウントから、山本が92.1マイル(約148.2キロ)のスプリットでブッシュを空振り三振。ジャンプしながら1回転し、雄叫びを上げた。

 「守備に助けられた後だったので何とか先制は許さないように頑張った」

 唯一のピンチだった。4回1死からタッカーに初安打となる右翼線二塁打を許した。続く鈴木には広く開いた一、二塁間を破られたが、一塁オーバーランを味方守備陣が挟殺プレーでアウトに。なお2死三塁を、気迫でしのいだ。2安打無失点で6回を投げ切ると、ドジャースタジアムに集結した今季最多の5万3933人がスタンディングオベーション。デーブ・ロバーツ監督から「良い仕事だった」と熱く抱擁されると、直後にエドマンの決勝先制3ランが出て白星を手にした。

 指揮官は安定感抜群の投球に、かつての同僚の名を口にした。「ヒデオとよく似ている。スプリットでストライク、ボール両方を投げ、空振り三振を奪う」。現役時代の02~04年途中までド軍でともに戦った日米通算201勝、最多奪三振2度の野茂英雄。落差の大きいフォークを武器とした「ドクターK」とはタイプは違うが「直球の制球が良いところも似ている。トルネード投法ではないが、似たような投球をしている。それ(野茂のようにノーヒッター)をやり遂げる可能性のある球を持っている」と称えた。

 最速93.1マイル(約150キロ)のスプリットで9三振中、4つを奪った。28奪三振は両リーグトップで、奪三振率は11.45。95年、メジャー1年目でリーグ最多の236奪三振をマークした野茂の日本投手歴代4位の11.10を上回っている。

 山本の好投で、チームも今季初の完封試合。ツーシームも効果的だった山本は「球数は今季一番多かったけど、体感的には疲労感があまり残りすぎず、良い力感で投げられたかなと思う」と手応えを口にした。「凄く興味がある。一試合一試合に集中してベストのパフォーマンスを出していくことが素晴らしい賞につながる」。日本投手初のサイ・ヤング賞も視野に、メジャー2年目を突っ走る。(柳原 直之)

 ≪28奪三振中スプリットでの三振は16≫山本はこの日の9奪三振中、スプリットで4三振を奪った。今季28奪三振中、スプリットでの三振は半数を超える16個目で、マリナーズの先発右腕・ギルバートの14を上回りメジャートップとなった。また昨季、スプリットは投球全体の24.2%で被打率.170だったが、今季は30.3%まで比重が上がり、被打率.100。平均速度も昨年の90.2マイル(約145.1キロ)が、今季は91.6マイル(約147.4キロ)と2.3キロ速くなっている。

 【由伸に聞く】

 ――ロスに戻ってきて良い投球ができた。
 「戻ってきて、また一発目の試合だったので、良い勝ち方ができたと思うし、自分自身立ち上がりからリズム良く投げられたのがよかった」

 ――全球種使ったのは軸となる直球の質がよかったからか。
 「ストレートも凄くコントロールできてたと思うし変化球も良いゾーンに投げられて良いカウントで勝負できていた。いろんな選択肢があった」

 ――スプリットの割合が多かった。
 「今年は凄くコントロールして投げられているので、それがつながっている」

 ――ツーシームも良かった。
 「良い曲がり幅だったと思いますし、凄く助けられる場面もあった」

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