巨人・戸郷 自己ワースト10失点KO 4年ぶり2軍再調整に 阿部監督「示しがつかない」

[ 2025年4月12日 05:28 ]

セ・リーグ   巨人3―12広島 ( 2025年4月11日    マツダ )

<広・巨>4回、この回だけで7失点し降板する戸郷(撮影・光山 貴大)
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 巨人・戸郷翔征投手(25)が11日の広島戦で自己ワーストを更新する10失点を喫して4回途中でKOされた。開幕から調子が上がらず、3度の登板を終えて0勝2敗、防御率11・12まで悪化。試合も大敗に終わり、勝率差で首位から陥落した。打たれても100球を超えるまで交代させなかった阿部慎之助監督(46)は試合後に4年ぶりの2軍再調整を明言し、エースの再起を願った。

 まさかの数字がスコアボードに刻まれた。4回で広島側の得点は既に「10」。戸郷が10失点に沈み、3回1/3でKOされた。これまでの自己ワースト6失点を大きく上回って降板。エースは悔しさを押し殺してベンチからグラウンドを見つめるしかなかった。

 「2ストライクからいい具合の変化球を見られたり。うまくいい思考にならなかったり。そういうのが多かった」

 昨季、2度目の最多奪三振のタイトルを獲得した右腕の姿はなかった。早々に追い込んでも直球で空振りを奪えず、得意のフォークを見切られた。矢野には3打席で21球も粘られた。許した10安打のうち5安打が追い込まれてからだった。

 7失点した4回は2四球に6安打。広島打線の勢いをなかなか止められず、この回だけで40球以上を投げた。阿部監督は「開幕を任せている投手。しっかり責任を果たしてほしかったので」とエースゆえに続投させた。106球に達し、2桁失点したタイミングで交代を告げた。

 開幕投手を託された大黒柱が3戦連続で勝ち星なしの2敗。3月28日のヤクルト戦は5回4失点、4日の阪神戦では3回3失点で防御率11・12まで悪化した。指揮官は試合後に2軍降格を通達。「示しがつかない。こういう壁にぶち当たるって多分初めてだと思う。そこで何とか乗り越えて。絶対的な投手陣のリーダーとして僕は開幕に選んだつもり。いい勉強になると思う」。再調整による出場選手登録抹消は21年以来だ。

 戸郷は「体は元気。試合勘だけ。癖の部分だったり、何が悪くなっているか分からないけれど。今までできていたことができなくなったり。出力、腕の振りは良かった」と自己分析。「これだけチームに迷惑をかけた。金曜日の、やっぱり柱になる投手がこういう投球だといい影響は流れない。また見つめ直して、強くなって帰ってきたい」と前を向いた。エースの復活なくしてリーグ連覇と13年ぶりの日本一はない。信頼して待つだけだ。(青森 正宣)

 ≪自己ワーストタイ被安打10≫戸郷(巨)の被安打10は自身3度目のワーストタイで、10失点は過去6度の6失点を抜く自己ワースト。巨人投手の1試合2桁失点は、22年5月3日広島戦で赤星が12失点して以来、2リーグ制後6人目。うち、開幕投手を務めた年では72年堀内恒夫、19年菅野智之(ともに10失点)に次ぎ3人目の屈辱だ。なお、球団ワースト記録は、1リーグ時代の49年4月26日大映戦で川崎徳次が記録した13失点だが、その試合に15―13で勝ち川崎は9回完投で勝利投手になっている。

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