巨人・戸郷翔征に“マツダの惨劇” 4回もたずプロ最多10失点KO 今季初勝利遠い開幕投手

[ 2025年4月11日 19:50 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2025年4月11日    マツダ )

<広・巨(1)>2回、田村に四球を与えた戸郷(右)=撮影・平嶋 理子
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 巨人の戸郷翔征投手(25)が11日の広島戦(マツダ)で今季3度目の先発登板。今季初勝利を目指したが、先制してもらった直後の2回に一挙3失点して逆転を許すと4回には一挙7点を失って4回途中10安打10失点(自責9)で降板した。戸郷の10失点はプロ7年目で自己最多。

 2回にバッテリーを組む甲斐の適時打で味方打線が1点先制。だが、その裏だった。

 先頭の4番・末包にフォークボールを左前打されると、5番・野間にはスライダーを左前打されて無死一、二塁。1死二、三塁となってから7番・菊池にフォークボールを左翼線への2点適時二塁打とされて逆転を許した。

 さらに2死二塁から試合前打率.091の9番・会沢にも左前適時打を許して3失点目。1番・田村には四球を与えて再び2死一、二塁と得点圏に走者を背負った。

 この場面では相性の悪い2番・矢野を9球目スライダーで見逃し三振に仕留めたが、2回で早くも51球を投じる苦しいマウンドになった。

 それでも3回は小園、末包、野間のクリーンアップトリオを3者凡退に。直後の4回には安打で出塁した岡本がキャベッジの二塁打で一塁から激走を見せてホームインし、2―3と1点差とした。

 だが、その裏にさらなる惨劇が待っていた。戸郷は安打と四球で無死一、二塁のピンチを招き、森下の犠打が一塁・岡本の野選と三塁悪送球を誘って4失点目。さらに会沢にも四球を与えて無死満塁とピンチを広げた。

 ここで田村に中前適時打されて5失点目。さらに1死満塁から小園に右越え2点適時二塁打されて7失点となると、末包にも左翼線へ2点適時二塁打されて9失点となった。続く野間にも右前適時打されてついに10失点目。この回、10人目の打者となったファビアンに右前打されて1死一、二塁となると、ベンチの阿部慎之助監督(46)がようやく重い腰を上げて投手交代となった。

 戸郷の投球内容は3回1/3で打者24人に対して106球を投げ、10安打10失点。2三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は149キロだった。

 戸郷は3月28日のヤクルト戦(東京D)で2年連続2度目の開幕投手を務めるも5回4安打4失点(自責2)で降板し、25歳のバースデー登板となった4月4日の阪神戦(東京D)では3回7安打3失点KO。5回を投げ切れなかったのは2年ぶり、3回以下でのKOは3年ぶりというまさかのスタートとなった。

 キャンプ中に新球カットボールに挑戦していた戸郷。開幕から2試合登板を終えたあとで、新球を習得する際に直球の握りが変化して不振に陥った経験がある田中将大投手(36)から直接アドバイスを受けて復調のきっかけをつかんでいたと話していたが、結果にはつながらなかった。

 なお、戸郷降板と同時に先制打を放っていた捕手の甲斐もベンチへ。泉―岸田のバッテリーが後続を抑えている。

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