トヨタ自動車東日本の大谷監督、弟のドジャース・翔平へ「投げている姿見たい」とエール【一問一答付き】

[ 2025年3月8日 13:50 ]

第79回JABA東京スポニチ大会予選リーグCブロック   トヨタ自動車東日本 3―1 茨城トヨペット ( 2025年3月8日    等々力 )

<スポニチ大会 茨城トヨペット・トヨタ自動車東日本>選手を鼓舞するトヨタ自動車東日本・大谷監督(撮影・松永 柊斗)
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 アマチュア野球の球春到来を告げるスポニチ大会が開幕し、等々力球場の第1試合ではトヨタ自動車東日本が3―1で茨城トヨペットを下した。ドジャース・大谷翔平投手の兄で、トヨタ自動車東日本・大谷龍太新監督(36)は初陣となるスポニチ大会初戦で指揮官としての初勝利をつかんだ。

 大谷監督は前沢高(岩手)出身で、独立リーグなどを経て12年からトヨタ自動車東日本に所属。22年からは専任でコーチを務めた。「よく監督の初陣、と言っていただけるんですけど、選手が主役ですので。新チームになって、そういう意味で1つ勝ったのが凄くうれしいです。ほっとしています」。

 両チームともに無安打で迎えた3回にゲームが動いた。トヨタ自動車東日本は2死満塁のチャンスをつくると、3番・瀬戸が左翼線への先制2点打を放った。ベンチの大谷監督も満面の笑みで拍手を送っていた。打撃陣が幸先良く先制点を奪うと、先発した花巻東(岩手)出身の左腕・中里も好投。コースを丁寧に突く投球で7安打1失点完投と開幕投手にふさわしい快投を披露した。

 「中盤で守備でエラーが出たりとか、本来取らなくちゃいけないところでの一本とか、そこを詰められないとなかなか勝てない。今の課題かなと思います」。9回の守備は1点を返され、なお無死一、二塁としたところで大谷監督がマウンドへ。「バントのケースだと思っていたので、“焦らずにいこう”と。あの場面で変えるつもりはなかったので、頑張ってくれというところで声をかけさせてもらいました」。最後は1死満塁で一打同点のピンチを遊撃へのライナーが併殺打となり、試合終了となった。

 攻守がかみ合い、初陣を勝利で飾った大谷監督。優勝すれば、いきなり日本選手権(10月28日開幕、京セラドーム)の出場権を獲得できるスポニチ大会。「予選リーグをまず突破することを去年のオフからやっていましたので、相手は強豪のところばかりなんですけど、何とか(予選リーグを突破濃厚となる)2つですね。まだJABA大会突破したことがないので目標にしたい」とした。

 大谷監督との一問一答は以下のとおり。

 ――試合前には選手にどんな声かけを。
 「そうですね。今日というよりも、キャンプ、オープン戦始まる中でまずは弱い姿を見せない、戦う姿を見せていこうというところが1個。あとはベンチワークにも通ずるんですけど、全員が試合に入り込む、全員が当時者になる、傍観者をつくらないところですね。そこはもう徹底して言っているところです。あともう1個が、全力疾走、全力プレー。その3つは実戦始まる前に選手に伝えさせていただきました」

 ――試合をやってみて。
 「そうですね。初戦でかなり硬かったかなという気はするんですけど、まだ自分を出し切れていないかなというところは見てとれました。初戦なので、明日以降見せてくれるんじゃなないかと思います」

 ――キャンプはどれくらい。
 「1カ月ほど行かせてもらいました。三重の熊野、静岡の掛川ですね。試合は3試合、大学生とやらせてもらいました」

 ――監督の難しさは。
 「そうですね。やっぱり自分が言ったことで、チームがあっち行ったり、こっち行ったり、というところもあると思うので、言葉は凄く気を使いながら、コーチの時より考えてしゃべるようにしているかなと思います」

 ――監督としての哲学は。
 「やりたい野球とかって言われるんですけど、そこは正直、あんまり僕にはなくて。いまのチームにフィットするか、どうやったら彼らの能力を100%出せていまのベストが出るかということは常に。始まったばかりなので、そこは常に考えてやっていきたい」

 ――岩手にとっても明るい話題。
 「そうですね。こうやって取り上げていただけているので、東北、岩手が盛り上がる材料にはなると思うので、そういった力になれていることは凄く嬉しく思っています」

 ――弟の翔平選手にエールを。
 「彼はもう自分でなんだかんだできると思いますので、まずはケガしないで投げている姿を見たいなってというところだけですね」

 ――ドジャースの開幕戦は観戦に行くか。
 「私は行かないですね(笑い)」

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