22年16勝1敗、防御率2.14のゴンソリンが右ひじ手術から復活へ「忘れられた存在」から這い上がる

[ 2025年2月23日 08:50 ]

ドジャースのトニー・ゴンソリン(AP)
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 ロサンゼルス・タイムズ紙が右ひじ側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)からの復帰を目指す右腕トニー・ゴンソリン(30)について報じた。

 同投手は21日(日本時間22日)のカブス戦に先発して1回1安打2奪三振無失点。メジャーの実戦で投げるのは18カ月ぶりで、イアン・ハップに先頭打者安打を許したものの、ダンスビー・スワンソンを右飛に打ち取り、その後、鈴木誠也とピート・クローアームストロングをスプリッターで連続三振に仕留めた。

 18球を投げ、そのうち11球がストライク。フォーシームは91~92マイル(約146~148キロ)を計測した。ゴンソリンは「全体的に良い感触だった。本当の試合で再びマウンドに立てたのは良かった。フォーシームの制球はもう少し良くできたかもしれないけど、スプリッター、スライダー、カーブは良いボールが何球かあった。全体的には良い結果」と話した。

 デーブ・ロバーツ監督は「制球も良く、ボールも良く走っていた。すごくシャープに見える。この1年で彼が経験してきたことを考えれば、今は非常に良い状態。シーズンも良いものになるはず。投球フォームも安定しているし、変化球もキレがある」と高く評価した。

 ゴンソリンは昨夏、投手陣の負傷による穴を埋めるためにポストシーズンでの復帰を目指し、8月にスローイングプログラムを完了。9月には3Aでリハビリ登板を3試合行い、7回2/3を投げて2失点、12奪三振という成績を残した。しかしポストシーズンでチームに登録されることはなかった。

 「かなり近いところまで来ていた。結局、僕を使う必要はなかったけど、良い結果に終わったと思う」

 ゴンソリンは、2022年にはMLB屈指の投手の一人として活躍し、24試合に先発して16勝1敗、防御率2.14、130回1/3を投げて119奪三振、35四球を記録した。しかし、2023年は主に腕の故障の影響で成績が低下し、20試合の先発で8勝5敗、防御率4.98で、シーズン終盤に手術を受けた。

 ドジャースは2024年シーズン前にタイラー・グラスノーや山本由伸といったスター選手を加え、さらにこの冬にはブレーク・スネルと佐々木朗希を獲得。その結果、ゴンソリンはローテーションの序列で大きく後退し、現在はダスティン・メイと最後の先発枠を争う状況。1年半もの間、戦線を離脱していたゴンソリンは、今春、自分が「忘れられた存在」になっていると感じると認めた。

 「少しはそんな気持ちもあるかもしれない。ただ、マウンドに立って競争するだけ。あとはどうなるか見てみようと思う」とするロバーツ監督は「今の彼は本当にシャープに見える。トニーが健康なとき、どれだけ素晴らしい投手であるかを忘れてはいけない。だから、彼のことを過小評価するつもりは全くない。きっとチームにとって大きな存在になってくれるはず」と期待している。

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