広島ドラ3岡本が3者連続三振「100点満点」対外試合デビュー ドラ2佐藤柳は2回零封

[ 2025年2月20日 05:45 ]

練習試合   広島3―3ロッテ ( 2025年2月19日    コザ )

<広・ロ>5回から登板した広島・岡本(撮影・長久保 豊)
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 広島のドラフト3位・岡本駿投手(22=甲南大)が19日、ロッテとの練習試合(沖縄)で鮮烈なデビューを飾った。0―0の5回に登板し、1イニングを3者連続三振に抑える圧巻の投球を披露。最速148キロの直球を軸に、鋭く切れるツーシームを駆使してアピールに成功した。この日の投球を「100点満点」と自画自賛した右腕に対し、新井貴浩監督(48)は「いいものを見せてくれた」と高評価し、阪神007も警戒を強めた。

 ドラフト3位新人の投球に、観衆がどよめいた。岡本が圧巻のデビュー登板を飾った。

 「すごく緊張していたが、思ったような投球ができて、今日は100点です。準備からしっかりして、内容も3者連続三振だったので、満点かなと思う」

 自画自賛もうなずける完璧な内容だった。0―0の5回から3番手で登板。先頭の寺地を2球で追い込むと、最後は外角低め141キロのツーシームで空振り三振。続く友杉も141キロのツーシームで空振り三振に料理し、最後は池田を142キロのカットボールで見逃し三振に仕留めた。

 「ゾーンで勝負して四球などを出さないように意識していた」と掲げていたテーマ通りの投球でアピール。見守った新井監督からは「すごく落ち着いていたし、いいものを見せてくれた」と高評価を引き出し、視察した阪神・千原淳弘スコアラーには「制球がいいし、何よりツーシームの精度が高い。右打者は打ちづらいと思う。要視察の投手になる」と言わしめた。

 小学2年から野球を始め、甲南大に入学直後に内野手から投手に転向。投手歴はまだ4年ほどだが、その経歴が逆に、さらなる進化への期待を高める。

 そんな岡本が自信を持つ球種こそが、この日、2三振の決め球としたツーシームだ。一般的には直球とほぼ変わらない球速で、利き腕と同じ方向に曲がったり、落ちたりする傾向が強い球種。だが、岡本のツーシームは少し違う。新井監督が、打者目線で説明した。

 「低めに来たら落ちるし、普通の高さに来たら、ちょっと横に曲がっていく。打者は多分スプリットと思っている。打者の反応を見ていると、ツーシームの変化が遅くて、より手元で変化するので、見極めづらいと思う」

 岡本はこの“魔球”を大学4年春に独学で習得。「スプリットみたいな形で(人さし指と中指で)しっかり挟んでいる」とメカニズムの一端を明かした。

 鮮烈デビューを飾ったが、まだスタートラインに立ったばかり。「次の試合も、しっかり自分の持ち味を生かして、アピールできるように頑張っていきたい。開幕1軍を狙っている」。地に足を着け、歩みを進める。 (長谷川 凡記)

 ◇岡本 駿(おかもと・しゅん)2002年(平14)6月12日生まれ、徳島県勝浦町出身の22歳。城南では主に内野手としてプレーし、2年秋から正遊撃手。甲南大で投手に転向し1年春からリーグ戦登板。24年ドラフト3位で広島から指名され、同大学出身で初のNPB選手に。最速149キロにカットボール、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ。1メートル86、82キロ。右投げ左打ち。

 ≪ドラ2佐藤柳は2回零封≫
 C…ドラフト2位・佐藤柳(富士大)が対外試合に初登板初先発し、2回1安打無失点と開幕先発ローテーション入りへアピールに成功した。初回は2死一、二塁のピンチを招くも、山口を右飛に料理。2回は3者凡退で退け「直球で飛球やファウルが取れたのは良かった。まだ詰めていく部分はあるので、しっかりアピールして競争に勝てるようにしたい」と振り返った。新井監督も「真っすぐで差し込んでいる場面が多く見えた。いいピッチングだった」と評価した。

 ≪ドラ4渡辺は二塁打≫
 C…ドラフト4位の渡辺(富士大)がまた実戦派ぶりを見せつけた。2回2死から、ロッテ・中森の甘い直球を捉え、中堅フェンス直撃の二塁打。「自分の持ち味は長打。昨日は安打を打って安心した…と言いましたが、さらに自信がつきました」。前日18日の対外試合初安打、初の適時打に続く、対外試合初の長打。「真っすぐを張っていても変化球に振れるようになってきたし、球の強さにも慣れてきた」と手応えを強調した。

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