3年連続「コーエン税」を課されたメッツのオーナー 「支出の上限を考えていたのに状況が…」と言い訳

[ 2025年2月19日 09:33 ]

メッツのスティーブ・コーエン・オーナー(AP)
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 メッツのスティーブ・コーエン・オーナーが18日、フロリダ州ポートセントルーシーのキャンプ地でメディア対応したと、大リーグ公式サイトが報じた。

 オーナー就任以来、「いずれは現在のような巨額の支出をやめるつもりだ」とたびたび発言してきたが、今オフもフアン・ソト外野手、ピート・アロンソ内野手、クレイ・ホームズ、フランキー・モンタス両投手らの獲得に費用を費やした。25年のメッツの総年俸は推定3億2000万~3億2500万ドル(約486億4000万~494億円)の間と見られている。そのことについて問われると「常に悩んでいる。今回も自分なりの支出の上限を考えていたのに、既にそれを大きく超えてしまった。本当にそこに収めたかったんだけど、状況がそうさせてしまった」と振り返った。

 年俸総額が4段階目の課税ラインを超えた場合のぜいたく税、いわゆる「コーエン税」は2億9700万ドル(約451億4400万円)を超えたときに適用されるが、メッツはこれで3年連続の超過となった。超過分に対しては110%の課税となる。さらに罰則として、メッツの24年ドラフト1巡目指名権は10位も後退したが、今年7月のドラフトでも同様のペナルティーを受けることになる。しかし、MLBで最も資産を持つコーエン・オーナーにはこのレベルの支出を続けるだけの財力があり、自前のファームシステムが戦力を生み出し、巨額の補強を必要としなくなるまでは支出を抑えるつもりはないと改めて示唆した。「私は勝てるチームが欲しい。可能な限りベストなチームを作りたい。そしてオフシーズンの流れを見ていたら、こうなっただけのこと。ある程度は抑えようとするけど、結局のところ、決断しなければならない」。

 25年のメッツは、再びプレーオフに進出しなければ成功とはみなさない。そして、ワールドシリーズに到達することを望んでいる。コーエン氏はオーナー就任当初、「3~5年以内にワールドシリーズ制覇を目指す」と公言した。オーナー歴5年目を迎えた今、勝つことの難しさをより深く理解している。それでも、このオフにソトを勧誘した際には「今後10年間で2~4回のワールドシリーズ制覇が可能だ」と話した。「ワールドシリーズで優勝するのは本当に難しい。でも我々は単年で勝つためのチームをつくっているわけではない。持続的に成功できるチームをつくろうとしている」。強気の姿勢は健在だ。

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