松井稼頭央氏 今秋、立大大学院受験へ テレビ番組出演で決意「野球をもっと勉強しなければ」

[ 2025年2月18日 04:00 ]

立大キャンプで指導する松井氏
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 前西武監督の松井稼頭央氏(49)が今秋に立大大学院の入試を受験することが17日、分かった。入学を目指しているのは立大の大学院スポーツウエルネス学研究科。昨シーズン途中に成績不振で西武の監督を休養となったことで、野球への探究心が深まり、進学を決意した。現役時代に日米通算2705安打をはじめ輝かしい実績を残し、監督まで務めた野球人が大学院へ進むのは極めて異例だ。 

 野球をもっと勉強したい――。それが、松井氏が大学院を目指す最大の要因だった。昨年5月に成績不振で西武監督を休養。「ファンの皆さま、球団関係者の皆さまには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」。そう話す松井氏は休養中、一番に考えたのが「“野球”についてもっと勉強しなければいい指導者になれないし、野球界に貢献できない」ということだった。

 きっかけがある。昨年11月にテレビ朝日「タモリステーション 大谷選手特集」に松坂大輔氏、青木宣親氏らと出演。大谷(ドジャース)の打撃、盗塁技術をテーマにしたトークで、タモリ氏からの素朴な質問にうまく答えられていない自分に気付いた。「ひょっとしたら自分がイメージしている野球をプレーはできたかもしれないが“人に伝える”という意味では、言語化できていなかった」。そこで「野球をもっと勉強しなきゃ」と痛感。学生野球資格回復制度の研修を受け、現在は立大野球部の鹿児島キャンプで指導中だ。

 立大とは、パーソナルドクターだった岩間徹氏(潤生会岩間整形外科理事長)が、かつて立大野球部のチームドクターを務めていたという縁がある。岩間氏は立大スポーツウエルネス学科の非常勤講師としても授業を担当し、野球部にも関わった。その関係で23年開設のスポーツウエルネス学部に大学院があることを知り、現代の野球を深く研究しようと進学を決意した。

 「今は一から野球の勉強をしようと思っています。合格できるように一生懸命勉強します」。学び、研究して成長していく。松井氏の野球への情熱は尽きることはない。

 ≪立大春季キャンプに臨時コーチで参加≫松井氏は、鹿児島県阿久根市で行っている立大の春季キャンプに15日から臨時コーチとして参加。精力的に学生たちを指導している。「東京六大学野球連盟は今年、100周年を迎えると伺いました。記念すべき年に立教大学が優勝できるように頑張って指導したい」。高い身体能力を生かした守備や走塁に加え、両打ちとして成功した経験などを伝えつつ「学生と一緒に私自身が野球の勉強をしたい」と語る。立大のキャンプには20日まで参加する。

 ◇松井 稼頭央(まつい・かずお)1975年(昭50)10月23日生まれ、大阪府出身の49歳。PL学園では2年春の甲子園に出場。93年ドラフト3位で西武入団。98年にMVP。盗塁王3度、最多安打2度。04年からメッツ、ロッキーズ、アストロズ。11~17年に楽天、18年に西武に復帰して同年限りで現役引退。日米通算2705安打で打率.285、233本塁打、1048打点、465盗塁。19年から西武で2軍監督、22年は1軍ヘッドコーチ。23年から1軍監督を務め、24年5月に休養。同年限りで退団。右投げ両打ち。

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