日産自動車野球部 16年ぶり復活!本業800億円赤字の見通しも…社会人野球名門が“再翔”

[ 2025年2月18日 05:00 ]

復活初年度に挑むナインたち(撮影・柳内 遼平)
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 右胸に青い鳥、そして都市対抗優勝を示す2つの星が輝いた。16年ぶりに活動を再開した日産自動車野球部が17日、拠点の神奈川県横須賀市内で選手、指導者などの体制を発表した。内野手として活躍したOBで「ミスター日産」と称された伊藤祐樹監督(52)は「期待できる選手たちが集まった。楽しみな気持ちしかない。弊社も厳しい状況にある中で野球を通じて従業員の方々、会社を元気にしたい」と決意表明した。

 経営合理化のため09年に活動休止。一昨年に社内の一体感醸成などを目的に復活が決まった。本業では13日に25年3月期連結純損益が800億円の赤字になるとの見通しを発表し、4年ぶりの赤字に転落。荒波に向かう船出になった。茨城日産から移籍した主将の石毛大地外野手(23)以外の21人は大学でプレーした新卒選手。ドラフト指名が解禁される2年後のプロ入りを狙う中大出身の最速149キロ左腕・深浦幹也投手(22)は「不安な部分もありますが、1年目から都市対抗に出場する気持ち」と前を向いた。

 今後は3月4日に初のオープン戦、同19日に開幕する「JABA春季神奈川県企業大会」で初の公式戦に臨む予定。同社が生んだ名車・ブルーバードのように幸せを呼びたい。(柳内 遼平)

 ≪珍しい平成以降の復活≫社会人野球のチーム数は長期的に減少傾向にあり、平成以降の復活は珍しい。近年では、ミキハウスが05年の休部を経て19年に復活。福岡県苅田町を拠点とした日産自動車九州は09年の休部後にクラブチームの形を挟み昨年から活動を再開した。

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