広島ドラ2佐藤柳 シート打撃登板で主力打者ら9人に被安打1「より実戦的な練習ができた」

[ 2025年2月15日 05:45 ]

シート打撃に登板した広島・佐藤柳(撮影・奥 調)
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 広島ドラフト2位の佐藤柳之介投手(22=富士大)が、春季キャンプで2度目のシート打撃に登板。切れのある直球を軸に秋山、菊池、新外国人のファビアンら主力を完璧に抑えた。黒田博樹球団アドバイザー(50)から助言を受けたスプリットも効果的に活用。先発候補の新戦力左腕に、ライバル球団の007は警戒感を示した。

 春季キャンプ2度目のシート打撃登板。前回10日、宮崎・日南で打者6人から快音を奪った佐藤柳が、沖縄でまた非凡なセンスを披露した。最速145キロの直球を軸に打者9人に対して38球を投げ、被安打1、2三振、1四球。上々だった。

 「前回より球数を投げ、セットポジションでも投げられたので、より実戦的な練習ができたかな…と。ただ打たれるのはいいけど、四死球は減らしたい」

 とりわけ主力斬りがキラリと光った。菊池を外角直球で一邪飛、カーブで遊ゴロに仕留めると、ファビアンにもカーブで見逃し三振に斬り、内角直球で遊ゴロ。秋山にはスライダーと抜け気味のカットボールで空振りを奪い、最後は外角直球でまた見逃し三振だ。

 「経験のある方と対戦させてもらい、秋山さんからは見逃し三振が取れたけど、秋山さんも菊池さんもまだ調整段階だと思う。もっと話をして意見を聞きたいなと思います」

 2セット目は「走者がいる時の方が多い」として実戦を想定し、自らの判断でセットポジションからの投球に変更。黒田球団アドバイザーから腕の振りについて助言を受けたスプリットで、若手の内田、仲田から空振りを奪う場面もあった。

 「コーチの方に“スプリットよかったな”と言ってもらえたし、直球の軌道から落ちるボールが何球かあって手応えはありました」

 投球を見守った他球団の007は警戒感を強めた。中日・井本直樹スコアラーは「走者のいない時に右打者も左打者もストライクゾーンを結構見逃していた。ゆったりしたモーションで(タイミングが)合わないのか。切れがあって手元で伸びがあるのか」と語った。

 新井監督はニンマリだ。「アキ(秋山)に聞いても“後ろ(テイクバック)が小さく、(腕が)隠れて隠れて最後にバッと来る。切れのいい球を投げている”と言っていた。いい球がいっていたと思う」と目を細めた。

 「投げる試合はゼロに抑えたい。結果にこだわり、競争に勝てるようにアピールしていきたいと思います」

 近づく対外試合デビュー。開幕先発枠を狙う新戦力左腕が快投を演じても驚かない。(江尾 卓也)

 ≪秋山収穫を強調≫秋山がランチ特打後のシート打撃で、今キャンプ初めて投手と対戦した。島内には遊ゴロ、ドラフト3位・岡本(甲南大)には中前打、同2位の佐藤柳には見逃し三振。島内、佐藤柳の打席で2度ずつ空振りし「シーズン中、2回同じ球を空振りするって、まあ、ないんですよ。それぐらい実戦とは離れているということの確認もできている」と独特の表現で収穫を口にした。

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