巨人の“チーム1号”は泉口友汰 狙い通りのスタートダッシュ 激化する遊撃争いから目が離せない

[ 2025年2月14日 08:00 ]

11日の紅白戦の2回、先制ソロを放ちナインに迎えられる泉口(撮影・光山 貴大)
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 強烈なインパクトを植え付けた。巨人の宮崎キャンプ初実戦となった11日の紅白戦。「5番・DH」で先発出場した泉口友汰内野手(25)は、第1打席で右翼へソロ。カウント1―1から泉の内角直球をうまくさばいた会心の当たりに「しっかり集中して打席に入ることができた」とうなずいた。

 2年目を迎える今季。遊撃のレギュラーを門脇、中山らと争う25歳が強く意識していたことがある。

 「最初が肝心」

 いかにキャンプ序盤で首脳陣に「おっ」と思わせるかを意識していた。昨季はルーキーイヤーながら66試合に出場し、リーグ優勝に貢献。それでも満足はしていなかった。本気でレギュラーを狙うからこそ「印象づけることが大事。最初にアピールできないとダメだと思ってやってきた」。違いを見せるために、秋季練習から振り込み中心のオフを過ごしてきた。

 狙い通りだった。「課題は打撃だということは、僕が一番分かっている。去年終わってからしっかり振る量も増やしてこのキャンプに入ってきた」と胸を張るように、昨年末に実家のある和歌山に帰省した際も、バットを振ることは欠かさず。1月の自主トレも時間の多くを打撃に割いた。今キャンプも第1クールからフリー打撃などで力強いスイングを披露。快音を連発してアピールする若武者に亀井打撃コーチも「かなり振り込んできたのが分かる」と目を細めていた。

 初実戦では1死三塁の第2打席も、フルカウントから右翼へ犠飛。「追い込まれてましたけど、外野フライ打てば1点入るっていうケースで、外野まで持っていけたのはよかった」と状態の良さを見せつけ、阿部監督も「良いライバル(門脇)がいるからいいアピールしようと(している)。もっと練習していい取り組みしてほしい」と期待を寄せた。

 泉口は「最初の打席で全て決まると思って入った。それぐらい集中していた」と振り返る。見事なスタートダッシュ。覚悟を持って2年目に臨む25歳から目が離せない。(記者コラム・小野寺 大)

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