ソフトバンク・栗原 完璧11号「打ちたかったホームラン」 逆転負けM36足踏みも…3番は好調キープ

[ 2024年8月8日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―6ロッテ ( 2024年8月7日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>初回、栗原は先制2ランを放つ(撮影・長久保 豊)
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 首位・ソフトバンクは7日、ロッテに2―6で敗れ、連勝が2でストップした。初回に栗原陵矢内野手(28)の11号2ランで2点を先制。栗原は前日6日の同戦でも初回に決勝の2点二塁打を放ち、勝負強さを発揮している。先発・大津亮介投手(25)が初回にポランコから逆転3ランを浴びるなど4失点して逆転負け。前日に再点灯した優勝マジックは36のままで足踏みとなった。

 初回に2夜連続となる3番・栗原の先制パンチ。ここまでは良かったが、2回以降は無得点で前日6日に再点灯した優勝マジックは36のままとなった。第2打席以降は無安打だった栗原は「初回、ホームランを打っていいスタートから2、3、4打席目と打てなかったんじゃ、あかんでしょう!」と叫びながら球場を離れた。

 チームが敗れて悔いは残ったが、初回の一発は見事だった。1死一塁、カウント3―1からロッテの先発・メルセデスが投じた高めのスライダーを振り抜いた。打球はロッテファンが陣取る右翼スタンドへ一直線。淡々とダイヤモンドを一周した。

 4日の日本ハム戦以来2試合ぶりの一発となる11号2ラン。前日6日に続く決勝打とはならなかったが、手応えは良かった。「今日の(本塁打は)は良かったです。抜けたスライダーをカウント有利で強く振れた。打ちたかったホームランです」。これで4試合連続安打。打点は3試合連続でリーグ3位の58とし、同2位の山川に5差と迫った。

 前日6日も初回の2点二塁打だけの1安打で、続かないことを悔やんだ。先制2ランの後に「この後も援護できるように頑張っていきます」と誓ったが、2点を追いかける展開となった以降の3打席は全てフライアウトに倒れた。打線は2回以降に6度も先頭打者を出したが、追加点を奪えない。小久保監督は「2点ビハインドで右打ちしたり、進塁打はないんで。負けるときは、そんなもんです。あそこでタイムリーが出れば、だんだんと追いついていくのでね」と話し、すぐに次の戦いへ視線を切り替えていた。

 逆転負けで連勝が2でストップ。8日には5カード連続の勝ち越しを懸け「令和の怪物」こと佐々木とぶつかる。2試合連続で初回には結果を出している栗原は「もう毎日、微調整しながらですね。援護ができるように」と3番としての仕事の完遂を意識していた。(井上 満夫)

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