ブルージェイズ・菊池雄星 5回途中1失点、88球でまさかの降板 粘投も4戦ぶり今季3勝目ならず

[ 2024年5月16日 03:25 ]

ア・リーグ   ブルージェイズ2―3オリオールズ ( 2024年5月15日    ボルチモア )

5回1死一塁、険しい表情でマウンドを降りるブルージェイズの菊池雄星
Photo By AP

 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が15日(日本時間16日)、敵地ボルチモアで行われたオリオールズ戦に先発。4回1/3を投げ6安打1失点、9三振、1四球で、まさかの降板となった。

 菊池は初回、先頭のオ軍・ウェストバーグに右越えソロを浴びて先制を許した。だが、動揺することなくその後は3つの三振を奪って、最少の1失点で切り抜けた。2回も先頭・マテオに左翼線二塁打されてまたもピンチを背負ったが、後続を立って追撃を許さなかった。

 チームが2―1と逆転した後に迎えた4回には2本の安打に捕逸がからんで1死二、三塁の大ピンチを背負った。だが、続くマキャンをチェンジアップで空振り三振、ムリンスは96・5マイル(約155・3キロ)の直球で見逃し三振に切って落とし、またも追加点を許さなかった。

 5回は初回に先制本塁打された先頭・ウェストバーグからこの日9個目の三振を奪ったが、続くラッチマンに右前打されたところでまさかの降板となった。球数も88球で、勝利投手の権利を得るまであと2死の段階での降板。次打者のマウントキャッスルとは通算対戦成績で17打数8安打、4本塁打、打率・471と打たれてはいるが、それでも1点リードしている状況だっただけに菊池本人もけげんな表情だった。

 菊池は10日(同11日)のツインズ戦では8回を投げ、4安打、無四球。わずか2失点のハイクオリティースタート(HQS)を成し遂げながら、援護に恵まれず今季3敗目を喫していた。粘投を続けながら登板3試合続けて白星がつかめない不運が続いていただけに、今度こその思いも強かったが、またも白星はつかめなかった。

 なお、チームは9回に逆転2ランを許しサヨナラ負けを喫した。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月15日のニュース