大谷翔平 MLBで故障増加の一因とされるピッチクロック問題に言及「間違いなく体への負担は増えている」

[ 2024年4月9日 07:05 ]

インター・リーグ   ドジャースーツインズ ( 2024年4月8日    ミネアポリス )

囲み取材に応じる大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が8日(日本時間9日)、敵地でのツインズ戦(同午前8時40分試合開始予定)に「2番・DH」で先発出場する。先発投手はジェームズ・パクストン投手(35)で、今季2勝目を懸けてマウンドに上がる。

 大谷はツインズ戦前に報道陣に取材対応。ピッチクロックが投手に及ぼす影響について語った。

 大リーグ選手会のトニー・クラーク専務理事も今季から走者のいる場面での投球間の時間制限が20秒から18秒に短縮することを大リーグ機構(MLB)が決定したことを受け、故障増加につながるとして苦言を呈した。大谷もこの件について「間違いなく負担は増えている。それは間違いないと思う。レスト(休養)というかリカバリーというか、体への負担は、短い時間で多くの仕事量をこなすというのは負担自体は間違いなくかかっていると思う。ただ、それがどの程度今回のに反映されているかは確証はない。自分の感覚としてそれはあるんだろうなと思います」と私見を述べた。

 また、「現代の投手は球速やスピンレートに集中しており、さらにピッチクロック導入によってケガの要因につながっていると思うか?」と問われると「球質自体を上げていく作業もそうですし、なおかつ自分のベストのボールを投げ続けなければいけないというのも、もちろん僕はピッチャーをやっているので手を抜くではないですけど軽く投げていくシチュエーションが先発ピッチャーでもなかなか少ないのももちろんそうだと思います。先ほど言いましたけど、ピッチクロックは間違いなく体への負担は増えていると思います」と話した。

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