花咲徳栄・石塚 木製バットでアピール!U18日本代表候補強化合宿スタート

[ 2024年4月5日 05:00 ]

ノックを受ける花咲徳栄・石塚(撮影・岸 良祐)
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 U18日本代表候補の強化合宿が4日、奈良県内の練習場で始まった。今秋開催のU18アジア選手権(台湾)の選手選考を目的に今春選抜準優勝の報徳学園(兵庫)・今朝丸裕喜(3年)ら33選手が参加。フリー打撃や守備練習などで、5日の紅白戦に備えた。

 指導初日を終えた小倉全由監督は「(選抜出場選手以外も)いいものを持っていた」と振り返った。選抜未出場は9人。特に今秋ドラフト上位候補に挙がる花咲徳栄(埼玉)の石塚裕惺(3年)が光った。高校通算21本塁打を誇る強打の遊撃手で、大半の選手が木製バットの対応に苦戦する中で鋭い打球を連発。「3月に入ってから本格的に木のバットで練習もしてきた。一番は打撃をアピールしたい」と意気込んだ。

 高校最後の一年に「甲子園出場」「ドラフト指名」「U18高校日本代表選出」の三大目標を決めた。「一番上のレベルでやりたかった。花咲徳栄に進んだのも岩井監督が(入学時に)高校代表のヘッドコーチだったから」。昨年は甲子園未出場の山形中央(山形)・武田陸玖(現DeNA)が評価され、U18W杯で代表入り。「結果だけでなく全力でプレーしたい」と今年の逸材発掘枠へ名乗りを上げた。(河合 洋介)

 ◇石塚 裕惺(いしづか・ゆうせい)2006年(平18)4月6日生まれ、千葉県出身の17歳。幼稚園年長から野球を始め、村上東小ではロッテジュニアに選出された。村上東中では佐倉シニアに所属。花咲徳栄では1年秋から三塁の定位置を奪い、2年春から正遊撃手。1メートル81、81キロ。右投げ右打ち。

 ≪侍ジャパン井端監督激励≫侍ジャパン・井端監督が強化合宿を視察した。小倉監督ら首脳陣にあいさつし、打撃練習などを見守った。「選抜も見させてもらったが、そこに出られなかった選手も全員に期待したい」。特定選手の名前は挙げず「高校代表に入って世界を目指し、その後もトップチームを目指してもらえれば」と激励した。

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