ソフトB投手陣のお手本はオスナ 倉野コーチ「考え方も含めて凄い」

[ 2024年2月12日 06:00 ]

ブルペンで投球練習するソフトバンク・オスナ(左は倉野コーチ)(撮影・成瀬 徹) 
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 投手陣はワールドクラス守護神から学び取れ――。大リーグでセーブ王の実績を誇るソフトバンクのロベルト・オスナ投手(29)が11日、今キャンプ初のブルペン投球を行った。

 ホームベースの真上に捕手を座らせて、途中から人形を立たせるなどしながら53球を投げた。米球界での指導を経て復帰した倉野投手コーチも大絶賛。「自分の調整方法を分かっているし、凄く高い意識を持っている。話をしたが、なるほどなと思うことばかりだった。投手はお手本としてほしい取り組み。考え方も含めて凄いなと思った」と評した。

 移籍2年目。実際に最高の手本として若手投手も大いに影響を受けている。この日のブルペンを凝視していたのが、昨季途中に“弟子入り”した尾形だ。同じピンク色のグラブを新調。宿舎の食事会場でも基本的に同じテーブルを囲み、前日には部屋も訪ねて一流の考え方を教わった。

 育成出身の最速157キロ右腕は「聞いたことに対して凄く丁寧に教えてくれる。見て、学ぶチャンスはこのキャンプが一番多い」と真剣な表情で語った。ロッテ在籍時に西武時代の山川と対戦した映像で相手の目線を動かす重要性もアドバイスされた。

 昨季、防御率0・92、26セーブの実力は言うまでもない。若鷹の模範としても首脳陣から期待されている。 (木下 大一)

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