日本ハム入りの山崎福は入団会見 4年総額10億円の大型契約 北大病院の脳腫瘍手術執刀の“恩師”も登場

[ 2023年12月6日 16:49 ]

<日本ハム入団会見>脳腫瘍を手術した沢村医師を中心に写真に納まる山崎(右)と新庄監督(左)(撮影・高橋 茂夫)
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 オリックスから国内FA権を行使して日本ハム入りを決めた山崎福也投手(31)が、エスコンフィールドで入団会見を行った。背番号は「18」に決まり、年俸は4年総額10億円の大型契約。「来季ファイターズのリーグ優勝、そして日本一になれるようにチームメートと一緒に、必死に僕自身、腕を振って頑張っていきたい」と語った。

 父・章弘氏が日本ハムで90、91年に捕手として現役最後を過ごしたほか、自身も中学3年時に北海道の病院で脳腫瘍の手術を受けた経験があり、北海道との大きな縁もある。「父も在籍していたことと、(伏見)寅威さんがいること、そして僕自身がすごく尊敬していた(投手コーチの)金子さんもいらっしゃいますし。あとは中学3年生の頃に脳腫瘍の手術を受けていまして、そのような縁がたくさんあるファイターズに入らせていただくことになりました」と入団を決めた理由を語った。

 会見では当時、北海道大学病院で山崎福の手術を執刀した、さわむら脳神経クリニック院長の沢村豊氏(70)がサプライズ登場し、山崎福に花束を手渡し「正直、戻ってきてくれたっていう感じで。もちろん今までも応援したけど、北海道でも活躍してくれるだろうと信じて、本当にうれしい気持ちでいっぱい」と喜んだ。

 沢村氏は、当時の手術では心肺停止に何度もなりかける難しい手術だったことを振り返り「すごく大きな手術で、頭の上から首まで切るんです。でも、回復具合にびっくりした」と振り返る。

 山崎福も「まさかのああいう形で。ファイターズの関係者の方々に多分色々とやってもらったんですけど、本当に感謝してますし。ちょっと泣きそうにはなりました」と感動した様子だった。

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