日本ハム・山崎福 入団に“縁”を感じた胸中告白「中学生の時に脳腫瘍の手術」 親子二代で所属

[ 2023年12月6日 14:07 ]

<日本ハム入団会見>脳腫瘍を手術した沢村医師を中心に写真に納まる山崎(右)と新庄監督(左)(撮影・高橋 茂夫)
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 オリックスから国内FA権を行使して日本ハムへの移籍が決まった山崎福也投手(31)が6日、エスコンフィールド北海道で入団会見を行った。

 「このたび、オリックスから移籍して参りました。きょうから日本ハムの一員として、来季のリーグ優勝、日本一になれるように必死に腕を振っていきたいと思います」と第一声。日本ハム入りを決断した理由は「僕自身、この期間、たくさんの球団の人からお声を掛けていただいて、最後まで悩みました」としながらも「ファイターズに縁を感じておりますし、父も在籍していて、寅威さんや金子さんもいますし。中学3年生の時に脳腫瘍の手術も受けたこともあってファイターズに決めました」と明かした。

 北海道について「中学3年生の時に命を救ってもらったので、ここで野球ができて幸せだし、北海道のみなさんの前で全力で頑張りたい」とし、ファンには「オリックス時代から呼ばれていた下の名前で呼んで欲しいです」と新天地でも“さちや”の定着を希望した。

 日本ハムは、父・章弘氏も所属した“第2の故郷”で「なかなか出来ないことでもありますし、うれしい気持ちでっぱいです」と親子二代でのハム入りの喜びを語った。

 交渉で「一番残っている言葉は、ファイターズはこれから成長していく球団。これからどんどん成長していくと言ってもらいました。その中でこの球団で投手として完成し。ていこうという言葉は印象に残っています」と心を動かされた言葉を挙げた。

 「チームのエースと言われるぐらい頑張って行きます」と意気込んだ上で、期待が高まる投打二刀流については「打撃は好きですし、得意なことでもあるんですけど、そこは監督の指示に従います」と話した。

 今季は自己最多で自身初の2桁となる11勝を挙げた山崎福には、日本ハムのほかにオリックス、ヤクルト、DeNA、巨人、ソフトバンクの計6球団が獲得に乗り出していたが、日本ハムが争奪戦を制していた。

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