【トライアウト】元巨人育成7位で堺の23歳・折下光輝が豪快弾!スタンド大歓声、西武・中塚は苦笑い

[ 2023年11月15日 14:00 ]

<NPBトライアウト>シート打撃で、ソロを放つ独立リーグ堺・折下(撮影・久冨木 修)
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 戦力外となった選手らを対象としたプロ野球の12球団合同トライアウトが15日、鎌ケ谷スタジアムで行われた。2017年の巨人育成ドラフト7位指名で現在は関西独立リーグ・堺シュライクスに所属する折下光輝内野手(23)が本塁打を放った。

 鎌ケ谷がどよめいた。マウンドの西武・中塚駿太は打球の行方を追い苦笑いを浮かべた。

 この日5打席目に立った折下は、中塚が投じた高めの直球を豪快に振り抜いた。打球は左翼方向にグングン伸びてスタンドイン。深緑色の堺のユニホームを着た折下は、胸を張ってダイヤモンドを1周した。

 12球団のユニホームを着た選手が大半を占める中、中山翔、西川僚に続く今トライアウト3本目となる本塁打を打った見慣れないユニホームを着た23歳に、スタンドからは大きな歓声と惜しみない拍手が送られた。

 今年のトライアウトには投手41人、野手18人が参加。過去1414人が参加し、77人が新たなチャンスを手にした。内訳は投手36人、内野手22人、捕手6人、外野手13人で“合格率”はわずか5%。スタンドには各球団のスカウト陣が集結し、日本ハム・稲葉GMも練習から熱視線を送った。

 シート打撃のルールは、投手1人が打者3人に対し、ボールカウントは1-1から投球する。同じ投手の登板時、アウトカウント・ランナーは加算。審判は2人制で行われる。

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