阪神・ノイジーが帰国の途へ 岡田監督が気にかけたウィニングボール「スタッフ通じて渡した」けど…

[ 2023年11月6日 13:39 ]

帰国するノイジー(撮影・平嶋 理子)
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 阪神のシェルドン・ノイジー外野手(28)が6日、米国への帰国のため大阪を離れた。出発前の大阪空港で報道陣に対応。「本当にうれしい気持ちが続いている。ふわふわしている。いい1年だったと思う。タイガースファンやチームメートに支えられ、いい1年を送れた」と心境を明かした。

 5日の日本シリーズ第7戦では9回2死から左飛を捕球し、38年ぶり日本一を決めたウイングボールをつかんだ。優勝会見では岡田彰布監督(65)が「どこにいったんや」と気にかけていた。会見の場では「プレゼントします」と約束したことに「その時は持っていなかったので、ビールかけで祝った後にスタッフを通じて渡した」と説明。どこか名残惜しそうな表情を浮かべ、持ち帰りたかったのでは?の問いには「イエス」と即答して笑った。

 来日1年目は133試合で打率・240、9本塁打、56打点ながら、日本シリーズではチームで唯一の本塁打を2本記録。特に第7戦は4回に左越えの先制3ランを放ち、日本一に貢献した。左翼守備でもレギュラーシーズンではリーグ最多の12補殺。守備でも全力プレーを欠かさず、数字にとどまらない好印象を残した。

 「スタッフのみんなが最初から招き入れて迎え入れてくれた。自分だけでなく家族も、この国を好きになったし、楽しむことができた。また来年も帰ってこられたらと思う」

 阪神で2年連続日本一を目指すことに「そういう気持ちはある」と熱望した。現状で去就は未定。今季年俸は130万ドル(約1億8200万円)で、球団は契約更新について検討していく方針だ。

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