智弁学園 “前川2世”松本2発で甲子園決めた 最後の夏は先輩超え日本一あるのみ

[ 2023年7月29日 04:30 ]

第105回全国高校野球選手権奈良大会決勝   智弁学園8―1高田商 ( 2023年7月28日    佐藤薬品スタジアム )

<智弁学園・高田商>高田商を破り甲子園出場を決め喜ぶ智弁学園ナイン(撮影・亀井 直樹)
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 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の出場校を決める地方大会の決勝が28日に各地で開催された。奈良大会では智弁学園が高田商を8―1で下し、2年ぶり21度目の優勝を飾った。

 智弁学園の「前川2世」が決勝戦で大暴れだ。プロ注目の左打者・松本大輝(3年)が初回先頭打者弾を含む圧巻の2発。2年ぶり21度目の夏に導き、準優勝だった憧れの先輩超えを誓った。

 「最後の夏は甲子園一本でやってきた。(先輩を超えたい)そういう気持ちは凄くあります」

 「1番・右翼」で先発し、第1打席の初球をフルスイング。痛烈な打球はあっという間に右翼席へ。試合の主導権をひと振りで引き寄せた。7―1の8回には、直前の打者が犠打失敗で併殺となった後に右中間への特大ソロ。仲間のミスを帳消しにする高校通算31本目のアーチでダメを押した。

 2学年上の阪神・前川は、小坂将商監督も「よく似ている」と認める同タイプ。24日の準々決勝・高田戦の前日に「明日頑張れよ」と連絡をもらった。自身が1年生の時には自主練習をともにし「初球からベストなスイングができるように」と金言を授かった。この日の初球先頭打者弾も「頭にありました」と、教え通りの一発だった。

 奈良大会は5試合で松本の4発を筆頭にチームは計12本塁打。強力打線をけん引する1番打者に小坂監督も「初回のホームランで緊張をほぐしてくれたし、もう1本もミスをカバーしてくれた。いい打者だと思いますよ」と賛辞を惜しまなかった。

 前川らが出場した21年は、「智弁対決」となった決勝で智弁和歌山に敗れ準V。16年には選抜優勝がある奈良の雄が目指すべき場所は、頂点しかない。(山添 晴治)

 ◇松本 大輝(まつもと・だいき)2005年(平17)10月31日生まれ、奈良県奈良市出身の17歳。小学1年に奈良ジュニアファイターズで野球を始めて投手や捕手、遊撃手を務めた。中学では奈良西シニアに所属。智弁学園では1年春から背番号16でベンチ入り。50メートル走6秒2、遠投100メートル。1メートル81、89キロ。右投げ左打ち。

 ▼阪神・前川(21年度卒) 試合は6回くらいまで見られました。さすが、強いです。(松本大輝選手が2本塁打)自分より全然凄い選手なので、負けないように頑張りたいです。

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