【球宴】阪神・佐藤輝　オリ・由伸撃ち！球宴初マルチで後半戦へ弾み「大満足です」

マイナビオールスターゲーム2023第1戦   全セ１―８全パ （ 2023年7月19日    バンテリンD ）

＜全セ・全パ＞2回、阪神・佐藤輝は二塁打を放つ（撮影・須田　麻祐子）
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　勝負の後半戦へ向けて弾みがつく速球打ちだ。全セの「6番・三塁」で出場した阪神・佐藤輝が、新人から3年連続3度目の球宴出場で初の複数安打を記録した。

　「ヒット2本打てたんで、大満足です」

　痛烈な一撃だった。2回1死。2番手・山本が投じた外角の152キロ直球を捉えた大飛球は中堅フェンス直撃の二塁打だ。球界屈指で、同年代でもある好右腕とは公式戦に限ると昨年6月11日に1度だけ対戦し、適時三塁打を含む4打数1安打1打点。「いい球を打てたんで、よかった。割り切って直球に絞った？そうですね。思い切って振りました」。5回先頭では左腕・山崎福に対し、フルカウントから8球目の内角高め直球を右前打。全セ唯一の2安打で存在感を発揮した。球宴とはいえ、いずれも課題としている直球をはじき返したことが、打撃浮上への好材料だ。

　昨オフは合同自主トレに同行するなど、憧れのソフトバンク・柳田が、右翼席への豪快弾などでMVPを獲得。「えぐいっすね！さすがです。凄かった」。ともに豪快なフルスイングを信条とする先輩の一撃が、刺激になったことは言うまでもない。「何打席あるか分からないですけど、明日も頑張ります」。きょう20日の第2戦も大舞台の雰囲気を楽しみながら、後半戦大爆発への新たなきっかけとするつもりだ。（阪井　日向）