“誰よりも楽しんだ”バウアーの球宴!変化球談議、球種予告、記念撮影殺到…トレンドには「裏MVP」

[ 2023年7月20日 21:47 ]

マイナビオールスターゲーム2023第2戦   全パ6―1全セ ( 2023年7月20日    マツダ )

試合後、記念撮影する山下(左)とバウアー(撮影・岡田 丈靖)
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 「マイナビオールスターゲーム2023」は20日、マツダスタジアムで第2戦が行われ、全パが6―1で快勝した。

 第2戦の最優秀選手(MVP=賞金300万円)には一発を含む4打数2安打1打点の万波(日本ハム)が選ばれた。また、敢闘賞(賞金100万円)には、球宴初出場初先発初勝利を挙げた山下(オリックス)、マルティネス(日本ハム)、岡本和(巨人)が選ばれた。

 しかし、間違いなく2日間の主役はバウアーだった。バウアーは戦前から「1つだけ考えていることを言うなら、カーブならカーブ、ストレートならストレートと投げる前に相手打者に伝えてから三振を狙うことを考えている」と明かしていた。

 マウンドに上がると有言実行の「球種予告」。投げる直前に左手のグラブで球種を予告した上で投じた。先頭の万波はカウント2―2からの131キロスライダーを左中間ソロされたが、続く柳田を155キロ直球で二ゴロに。紅林、安田に連打を浴びて1死一、三塁から若月の三ゴロでさらに失点するなど、1回を3安打2失点。それでも24球の全予告投球で笑顔でマウンドを降りた。ファンに大きなインパクトを残した「球種予告」となった。

 試合終了後にはMVPの万波へ刀のグッズをプレゼントしたり、敢闘賞の山下と記念撮影するなどパ・リーグの選手たちとコミュニケーションを取っていた。前日の第1戦では三塁コーチャーを務め、試合前からいたるところで他球団の投手たちと変化球談議に花を咲かせた。

 試合中にはバウアーのパフォーマンスである「ソードセレブレーション」がトレンド入り。試合後にも「バウアー」がトレンド上位にランク入りした。「バウアーのおかげで、今年は一層楽しめた」「バウアーさん楽しむ事にも楽しませる事にも全力だったなぁ」「バウアーが裏MVPだな」「自分からホームラン打った選手がMVPになったことで撮れ高を確保したバウアー」「バウアーが誰よりも楽しんでいた」などの声が上がった。

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