注目のドラフト候補 鹿児島城西・明瀬 1回戦ヒヤヒヤの延長サヨナラ発進 阪神など上位候補で調査

[ 2023年7月5日 11:54 ]

鹿児島城西・明瀬(撮影・柳内 遼平)

 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の鹿児島大会が5日に行われ、第2シードの鹿児島城西が初戦で延長サヨナラ勝ち。ヒヤヒヤながらも2回戦に駒を進めた。

 加治木工との1回戦は、3回に3点の先制を許す展開。6回に2点、7回に1点を返し、同点に追いついたが、8回の2死一、二塁、9回の無死満塁ともに無得点に終わる嫌な流れが続いた。

 この日はプロ注目のドラフト候補・明瀬も3番手で登板。9回に2死一、二塁のピンチを招きながらも無失点で切り抜けると、タイブレークとなった延長10回に田畑が三塁強襲のサヨナラ打を放って決着。同校初の夏の甲子園出場へ向けて、初戦を突破した。

 ダイエーなどで活躍した佐々木誠監督が率いる鹿児島城西は、ドラフト候補のスラッガー・明瀬(みょうせ)諒介内野手を擁し、注目を集めていた。明瀬は1メートル83、90キロの恵まれた体が生み出す豪快なスイングが持ち味で、阪神も上位候補として調査している。

 ◇明瀬 諒介(みょうせ・りょうすけ)2005年(平17)8月25日生まれ、大阪府堺市出身の17歳。日置荘西小4年からソフトボールを始める。日置荘中では、元近鉄の小川亨氏が監督を務める「大阪狭山シニア」に所属し、内野手と捕手を務める。鹿児島城西高1年からベンチ入り。1年秋と3年春の九州大会に出場。憧れの選手はオリックス・森。1メートル83、90キロ。右投げ右打ち。

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