外野争いで存在感！ソフトB・柳町が見事な決勝打「たまったランナーを還すのが5番の仕事」

パ・リーグ   ソフトバンク3－1西武 （ 2023年6月30日    ベルーナD ）

＜西・ソ＞スタンドに手を振る柳町（撮影・篠原岳夫）
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　今季初めてのヒーローインタビュー。ソフトバンク・柳町は「チャンスで一本打つというのが僕の役割だと思うので、今後の試合もどんどんチャンスで打っていきたい」と頼もしかった。2試合連続で5番に入り、0―1の3回に逆転の2点タイムリー。巧みなバットコントロールで勝利を引き寄せた。

　西武の先発・松本が3四死球を許し、2死満塁のチャンスで打席を迎えた。初回には2死一、二塁で直球を打ち損じて、二ゴロに倒れていた。「初回のチャンスを生かせなかったので、絶対にランナーを還そうと思っていた」。カウント0―1から初回には凡打した直球を逆らわずに左前へ運んだ。

　ベンチの厚い信頼に応えた。この試合で11試合連続スタメン。試合前、藤本監督は「競争している選手ではない。間違いなくレギュラーで出られる内容を出してくれている」と話していた。再入団したデスパイネが1軍に合流すればDHでの起用となり、柳田、近藤が確実な外野争いはさらに激しくなるが、勝負強い打撃でライバルたちに差をつけた。

　「たまったランナーをしっかり還すのが5番の仕事。今日はそれができて良かった」と柳町。その言葉は自信で満ちていた。