侍・栗山監督「夢は正夢」座右の銘には続きがあった!“打倒米国”果たし「歴史の華」咲かせる
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「夢は正夢 歴史の華」――。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を3月に控えた侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が本紙のインタビューに答え、今大会へ懸ける思いを自身の座右の銘に込めた。夢は正夢にしてこそ夢。夢に向かって努力すれば歴史の華となる。侍たちの魂を結集し、日本野球をつくり上げた先人たちの夢「打倒米国」を果たし、世界一で歴史の一ページを飾る決意を語った。(聞き手・秋村 誠人、神田 佑、柳原 直之)
――「夢は正夢」から続く言葉の意味は?
「これが原点。テスト生でプロに入って、あの(ヤクルト2軍施設の)戸田で暑い中、寒い中、苦しんでいて全然ダメだった時、僕のことを信じてくれた方から頂いた言葉。夢は正夢にしなければ夢じゃない、夢を持ったって何の意味もない。それを形にできると信じてやる。その努力、頑張りが形になった時、自分の、チームの、野球の歴史に、みんなのためになる花が咲く。それが凄く大事だ、信じてやりなさいというふうな言葉」
――この言葉をかみしめながら臨む。
「長嶋さんが(04年アテネ五輪で)初めてジャパンの監督をやって、“ジャパンの選手は伝道師になって野球を広く、いいものを伝えていく”というテーマを持たれていた。日本に野球が入ってきて、なかなか野球が認められない時代があって、先輩方が頑張ってこういう形になった。野球発祥の地・アメリカを本気になってベストメンバーをやっつける。それは大きな夢だったはず。今、可能性のある選手たちがたくさん出てきて、もしやっつければ歴史の転機になる。そういう大会なんだと思う。くしくも、あの時に頂いた言葉の意味というのをかみしめながら戦っていく大会なんだなと思っている」
――日本野球の先人たちの夢も含めて?
「先輩方の苦労や努力がなければ、野球はこういうふうになっていない。日本のレベルがここになければ、そういう勝負も仕掛けられない。よく星野(仙一)さんに“野球で恩返しせえ”と怒られたけど、そういう大会だと思う。先人に感謝し、先人の知恵をお借りして、先人が残してくれたものを形にしていく戦いと捉えている」
――米国は豪華なメンバー。倒すイメージは?
「アメリカを倒すことしか考えていない。そのイメージがどれくらいかと聞かれると分からないけど、やっつけるか、やっつけられないかだけなので。やっつけるというイメージだけを持っている」
――組み合わせでは順当なら準決勝の相手が米国になる。
「その方が目標がはっきりするので、やりがいがある。ただ、戦術や選手起用をそこに合わせるかと言われたら、それはない。もしアメリカじゃなくても絶対にドミニカ(共和国)なので。いずれにしても超一流のメジャーリーガーしかいないチームと当たる。それで戦略が変わるとかはない。準々決勝からトーナメントなので、もう目いっぱいいくしかない」
――開幕投手はどのような投手を?
「初戦のスタートって結構みんな緊張するはずなので、やっぱり丁寧にいかないといけない。特に中国はどんなチームか分からないので余計に怖い。(初戦の投手は)経験値というか信頼。他の投手に信頼がないわけではなく、能力ある投手を最初からいかなきゃいけないというのはある」
――準々決勝はキューバと対戦の可能性。
「キューバはどのくらいの選手が出てくるか。投手の中心は日本(NPB所属選手)だよね。中日の2人(Y・ロドリゲス、R・マルティネス)とモイネロ(ソフトバンク)で3イニングずつつながれたら嫌だな。難しそうだな、準々決勝は」
――ダルビッシュ以外の大リーガーの合流時期が不透明。17年大会では青木(当時アストロズ、現ヤクルト)が途中から合流してチームが一体になった。
「そうなったらいいけど、最初は緊張するんじゃない?あれだけのメンバーを最初に見ちゃうと。(1月)6日(の会見)に来た時、誰も(大谷に)話しかけなかった。話しかけられないような雰囲気のまま試合に入ってほしくはない。今はどういう状況でも、3月9日にはベストの状態で全員が向かっていく、ということだけを考えて進みたい」
――大谷は先発が基本線だが、リリーフも?
「翔平に限らず、全ての選手が全てのことをできる範囲の中で可能性は幅広くイメージしている。ただ、ケガをしないのが大前提で、それができるかどうか。全ての選手にできる限りの幅は持ってくださいと言っている」
――今回のメンバーは長距離打者が多い。とはいえバント、エンドランは全員に可能性がある?
「もちろん。そこの感じの練習だけは取り入れてくださいというのは、コーチにしっかりやってくださいと(話している)。誰にでもどういうサインも出ますよ、というお願いはしているので。練習の中にも組み込んでくれると思います」
【取材後記】「夢は正夢」は、これまで栗山監督のいろんなグッズにも使われている言葉。その座右の銘に続けて「歴史の華」と書き込むのを初めて見た。
「今まで言わなかったっけ?続きの言葉があるんだ」。1月末の北海道栗山町。深い雪に覆われた栗の樹ファームにあるログハウスで、そう言いながら硯(すずり)で墨をすり、筆を走らせた。現役時代も、12年の日本ハム監督就任時も、16年の日本一の時も「夢は正夢」までだった。そこに「歴史の華」と続けた姿に固い決意があった。
夢は実現してこそ夢であり、形にした時に歴史の華となる。全ては02年に栗の樹ファームを造ったのが始まり。日本ハムの監督となり、大谷と出会い、侍ジャパンを率いて世界に挑む。窓の向こうの野球場は一面の銀世界。スタートの地で書いた色紙に、集大成の戦いへ臨む熱い思いを感じた。(秋村 誠人)
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