大阪桐蔭・海老根がSUBARU入り 指名漏れから再起 3・6開幕スポニチ大会組み合わせ決定

[ 2023年2月7日 04:50 ]

3年後のプロ入りを誓い新たなスタートを切ったSUBARU・海老根
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 社会人野球の「第77回JABA東京スポニチ大会」(3月6日開幕、神宮など)の組み合わせが6日、別表の通り決まり、連覇を目指す東芝や昨年の日本選手権覇者・トヨタ自動車など16チームが出場する。大阪桐蔭の主軸として昨春の選抜を制したが、秋にまさかのドラフト指名漏れを経験したSUBARU・海老根優大外野手(18)が3年後の1位指名へ向け、新たなスタートを切る。

 悔しさを味わったあの日から3カ月たった1月。海老根は群馬県内で新天地の練習に参加していた。「今は3年後に1位指名でプロに行くという気持ちに切り替えている」。未来を見据え、新たなスタートを切っている。

 冨村優希監督が「足の速さや肩の強さはすぐにでも通用する」と絶賛し、海老根自身も「足と肩には自信がある」と言う。指名漏れの一因は打撃だ。3年時には春夏合わせて甲子園で3本塁打を放ったが、昨年10月のドラフト会議後に「課題がよく分かった。これ(打撃)を克服しないとプロには行けない」と自身に言い聞かせた。

 大学か社会人か。迷った末に「より深く打撃について考えられる」と社会人を選択。長所を伸ばしつつ、確実に自らの課題を克服したいとの思いが強かったからだ。

 高校時代のチームメートでドラフト1位でDeNAに入団した松尾の存在も大きい。「やはり打撃の技術は凄い」と認めつつ「自分も必ず1位で」と誓う。3年後に夢の扉を開くため、まずはこの大会からキャリアを積んでいく。

 ◇海老根 優大(えびね・ゆうだい)2004年(平16)9月11日生まれ、千葉市出身の18歳。小3から野球を始め、京葉ボーイズでプレーした中学時は3年春夏の全国大会で優勝。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りし、3年の選抜では2本塁打で優勝に貢献。秋にはU18W杯の日本代表にも選出された。父は競輪選手の海老根恵太。50メートル走6秒0、遠投100メートル。1メートル82、90キロ。右投げ右打ち。

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