侍・栗山監督WBCメディアデー参加 ダル口説き文句は「一生に1回でいいからメンバー表に書かせてくれ」

[ 2022年12月7日 08:35 ]

19年、日本ハムのキャンプ地を訪れたダルビッシュ(左)と話す栗山監督(右)
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 侍ジャパンの栗山英樹監督(61)は6日(日本時間7日)、カリフォルニア州サンディエゴで行われているMLBウインターミーティングの「WBCメディアデー」に参加した。

 前日にWBC出場を表明したパドレスのダルビッシュ有投手(36)について指揮官は「彼の存在そのものとか、彼が野球を勉強して技術を得るとか、そういったものは日本の若いプレーヤーは全員ダルビッシュから学びたいとすごく思っている。(ダルビッシュは)プレーヤーの思いを理解できているので、とにかく一緒にやってくれると言ってくれたことは、僕自身もすごく嬉しいし、日本のプレーヤー、ファンの人がすごく喜んでいると思います」と笑顔を見せた。

 ともに日本ハムに所属した2人だが、栗山監督就任は12年から。ダルビッシュは11年まで在籍と同じチームで過ごした時間はなかった。栗山監督は当時を思い起こし「一生に1回でいいからダルビッシュとメンバー表に書かせてくれ」と伝えていたという。今回WBCという世界の頂点を目指す戦いでようやく実現することには「僕の夢でもあったし、それ以上に日本のファンの皆さんや、これから、今のプロ野球選手だったり、若い選手たちがダルビッシュ投手から練習法だったり、コンディショニングだったり投げ方だったり、学ぶことは山ほどある。(今季は)プレーオフに出て、あれだけの状態で投げ切って、本当に難しい決断だったと思うんですけど、僕以上に自分がやるべきことをダル自身が感じてくれていて、大変な中で『行きます』と言ってくれたことに関してはもう、ただただ感謝しかないし、日本の野球にとってものすごく大きな意味があると僕は信じています」と熱く語った。

 チームへの合流時期や起用法についてはWBC自体が規約を最終決定していないため未定だが、指揮官は「ルールが許すなら(2月16日の)宮崎(キャンプ)が始まったときに合流してほしいという思いは発信はしている」と早期合流を懇願。また、カブスの鈴木誠也外野手(28)についても「ひたすら僕は彼を待っているだけです。チーム(カブス)で1年やって体のこととかいろんなことがあって、大変だった1年だと思うので、その中でも日本のナンバーワンの外野手であることは間違いないので、僕は誠也がこういう状況ならばいけますよというのを待っているだけなので、チーム(カブス)でいろんなことがあるので僕は待っているだけです」と話した。

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