オリックス・阿部　年俸「5倍」の4000万円で更改「今年ダメだったらクビを覚悟していた」

＜オリックス契約更改＞5倍増の大幅アップを右手で示し笑顔を見せる阿部（撮影・後藤　正志）
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　オリックスの阿部翔太投手（30）が7日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、年俸4000万円でサインした。今季の830万円から「5倍くらいになりました。思ったよりも多かったです。“阿部がいなかったら日本一になれたかどうか”と言ってもらえてうれしかったです」と笑顔だった。

　2年目の今季は44試合に登板して44イニングを自責3の防御率0・61。リリーフで1勝0敗3セーブとリーグ優勝に貢献した。社会人野球の名門・日本生命から28歳でプロ入りして新人年の昨年はわずか4試合のみの登板で防御率7・36。「今年ダメだったらクビを覚悟していましたから」。昨年オフに離婚していたことも明らかにし、まさに心機一転で迎えて飛躍の一年としてみせた。4月27日の日本ハム戦、2―2の7回無死満塁で登板して1点も許さなかった一戦を振り返り、「あれで少し信頼を得られたと思う」とターニングポイントに挙げた。

　「9回に投げたいととか場所ではなくて、例えばロングリリーフとかチームが困っているときに投げて期待に応えたい。防御率はできすぎだと思うので、試合数を50に増やしたい」。3連覇にこの男は欠かせない。（金額は全て推定）