ロッテ田村、FA宣言するかに揺れた日々 「違う所探した方がいいかなと…」

[ 2022年11月28日 17:02 ]

<ロッテ契約更改>国内FA権を行使せず残留、サインした田村は報道陣の質問に答える(撮影・沢田 明徳)
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 今季国内FA権を取得したが、権利を行使せずに残留を決めていたロッテ・田村龍弘捕手が28日、ZOZOマリンで契約更改を行った。条件については「年数は単年。年俸は悪くないけど、内緒にしておいて」と言葉を濁した。

 残留を決断した要因については、「吉井監督に会ったときに、常に“残って欲しい”と言ってもらえたこと。選手からも“一緒にやろうよ”と言ってもらえたことが一番」と明かした。

 今季はわずか2試合出場に終わった。「今年は1度、本当にケガをしてしまったけど、3、4週間出られなかっただけで、あとは2軍で試合に出ていた。守備でも打撃でもある程度の結果を出せていた」と振り返る。

 一方で、苦悩の一端も隠さなかった。「1軍に呼ばれない悔しさ、自分はまだできると思った中で、勝負ができないのが続くなら、違うところを探した方がいいのかなと思う自分もいた」と、松川、佐藤都らの台頭を目の当たりにしながら、揺れた胸中も告白していた。

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2022年11月28日のニュース