ポスティング容認されたオリ・吉田正 プロテクトされなければ西武は人的補償で獲得可能!?

[ 2022年11月17日 16:43 ]

オリックス・吉田正
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 オリックスは17日、吉田正尚外野手(29)の今オフのポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認すると発表した。オリックスで同システムを利用したのは、00年オフにマリナーズに移籍したイチローのみで、それ以来の成立を目指すことになる。

 この一報が出ると、SNS上でファンは「頑張れーー!!」など、祝福、応援する意向を示す声が多かった。また「オリックス」「吉田正尚」「メジャー」などがツイッターのトレンド入りするなど大きな反響があった。

 一方で、何人かのファンが疑問に上げたのが、「ポスティングの吉田正尚をプロテクトしない場合、西武は吉田を人的補償で獲得して、ポスティング認めません!的な剛腕補強ができるのか」といったものだ。

 オリックスは前日16日に西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した森友哉捕手(27)の獲得を発表したばかり。推定年俸2億1000万円の森はAランクとみられ、「人的補償+年俸の50%」または「年俸の80%」を西武が選択できる。人的補償はプロテクトされた28人と外国人、ドラフト新人を除く選手から獲得できるというものだ。

 日本プロフェッショナル野球協約のフリーエージェント規約、第10条(球団の補償)の(3)当該FA宣言選手-のくだりで(1)アの選手による補償の欄には「旧球団が、選手による補償を求める場合は、獲得球団が保有する支配下選手のうち、外国人選手及び獲得球団が任意に定めた28名を除いた選手名簿から旧球団が当該FA宣言選手1名につき各1名を選び、獲得できる。前記の選手名簿の旧球団への提示はFA宣言選手との選手契約締結がコミッショナーから公示された日から2週間以内に行う」とある。

 このルールに従えば、吉田正が2週間以内に大リーグ球団との選手契約を締結する可能性は低いだけに、オリックスがプロテクトしなければ、西武は獲得可能となる。また、日本ハムからトレードで獲得した石川亮捕手も同様となる。

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2022年11月17日のニュース