サイヤング賞バーランダー トミージョン手術から復帰「5試合目で良いシーズンが送れると感じた」

[ 2022年11月17日 12:56 ]

アストロズ・バーランダー(AP)
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 ア・リーグのサイヤング賞に選ばれた米大リーグ、アストロズのジャスティン・バーランダー(39)が会見で喜びを語った。20年9月、37歳でトミージョン手術(側副靱帯再建術)を受けたが。「手術が必要と分かった時、いかに前向きでいられるかについて考えた。一番に焦点を絞ったのは家族のこと。1日4時間のリハビリはきつかったけど、家に帰って娘(18年に生まれたジェネビーブちゃん)の顔を見れば、リハビリの経過がどうであれ、娘は自分を見てほほえんでくれる。今季シーズン中もたくさん試合を見に来てくれたし、ワールドシリーズも来てくれた」と娘とケイト・アップトン夫人の存在が大きかったことを明かした。

 
 過去の例で見ると、トミージョンからの復帰1年目は活躍できないもの。21年シーズンは全休で、今季4月9日の復帰登板は、20年7月24日以来のマウンドだった。にもかかわらず公式戦は18勝4敗、防御率1・75。トミージョンの影響について聞かれると。「公式戦最初の4試合はリハビリみたいで、肘が少し痛かった。これがシーズン中も続くのかどうかわからなかった。それが5試合目で、肘が普通の状態に戻ったと感じられた。痛みがないし、前の登板の疲労から普通に回復できる。これなら自分らしく投げられるし、以前のようなレベルの投手に戻れると思った。サイヤング賞はともかく、良いシーズンが送れると感じた」と振り返る。

 現在はフリーエージェント。アストロズに残るかどうかは、ジム・クレインオーナーと直接交渉している。報道によるとバーランダーの頭の中には1年前にマックス・シャーザーが結んだ3年総額1億3千万ドルがあり、一方でクレインオーナーは2年総額で6千万ドルから7千万ドルを越えたくないそうだ。「多くの人が興味を持ってくれていて、ジムも私との会話を通してそのことを知っている。これからどうなるかだ」と話した。

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2022年11月17日のニュース