阪神・佐藤輝 改造計画守備編!馬場コーチから熱血指導「一連の流れで、足を使って投げる」課題は連動性

[ 2022年11月17日 05:15 ]

馬場コーチ(右)の指導でスローイングを練習する佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 前日15日に岡田監督から初めて打撃指導を受けた佐藤輝が、一夜明けたこの日、今度は馬場内野守備走塁コーチから三塁守備について密着指導を受けた。

 午後に組まれていたサブグラウンドでの守備練習終了後だった。そのまま約45分間にわたって中野、木浪とともに取り組んだ特守の際に、付きっきりの指導が始まった。内容について同コーチは「最初、守備をやっている時に気づいた点とスローも悪かった。その点を、たまたま特守の日だったので、アドバイスした」と明かした。

 これまで国内外5球団でコーチを歴任し、現役時代に三塁手でゴールデングラブを2度獲得した守備のスペシャリスト。佐藤輝の三塁守備にも即座に課題を見いだした。“連動性”の欠如だ。

「一つ一つ、捕りました、ステップしました、投げましたという形になっているので、それを一連の流れの中でやらないといけないですよと(言った)」。加えて「足を使ってうまく投げれば、もっと安定したボールを投げられる」とハンドリング頼みからの脱却を勧めた。

 右足の使い方もポイントに挙げた。「後ろにステップしちゃうから、もっとファーストに向かって。投げる方向に右足が出ていかないといけない」。体の軸から送球先に向かい、なおかつ距離を詰める足の運びをすることが、スローイングのミスを減らすことにつながると説いた。

 指導を受けた佐藤輝自身も右足の使い方について「悪い時はそういうことができていないのかな」と受け止め「送球が安定しない時もあったので、それがなくなればいい。しっかり(捕ってから送球まで)一連の流れでできるように…というところが課題ですね」と正面から向き合った。プロ入り前から念願だった三塁の定位置を安心して託されるよう、今オフは打撃だけでなく、守備にも磨きをかける。(阪井 日向)

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2022年11月17日のニュース