巨人 大谷斬り長身左腕フォスター・グリフィン獲得調査 

[ 2022年11月17日 05:30 ]

フォスター・グリフィン(AP)
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 巨人が来季の新外国人候補として、前ブルージェイズのフォスター・グリフィン投手(27)の調査に乗り出すことが16日、分かった。メジャーでの登板は中継ぎで通算7試合ながら、マイナーリーグでは昨年まで主に先発としてキャリアを積んできた1メートル90の長身左腕だ。

 グリフィンは今季最速155キロをマークした。直球に加え、カットボール、カーブ、チェンジアップなど変化球も多彩。クセのないフォームから低めに集める制球力も持ち味で、先発としても期待ができる素材と言える。メジャーで6試合に登板した今季は、ロイヤルズの中継ぎとして6月22日のエンゼルス戦で救援登板し、大谷から空振り三振を奪った。左打者はもちろん、チェンジアップを得意としているだけに、右打者も苦にしないタイプだ。

 17年以来5年ぶりのBクラスとなる4位だったチームは今季、先発として加入した新外国人のシューメーカーが4勝、アンドリースは勝利なしに終わった。左投手ではメルセデスが5勝を挙げたが、21年にチームトップの11勝を挙げた高橋は今季は1勝止まりで、9月には左肘の手術を受けるなど手薄。12勝を挙げた戸郷、10勝の菅野に続く投手陣の整備は急務だ。

 リーグ優勝、日本一奪回へ向け、今季リーグワーストの防御率3・69だった投手陣の立て直し、左投手の補強は不可欠。「大谷から三振を奪った男」の動向を注視していくことになる。

 ◇フォスター・グリフィン 1995年7月27日生まれ、米フロリダ州出身の27歳。ファーストアカデミー高から14年ドラフト1巡目(全体28番目)でロイヤルズ入り。20年7月にメジャー初登板を果たし、今年の7月16日にトレードでブルージェイズに移籍。今月15日にブ軍を自由契約になった。メジャー通算7試合に登板して1勝0敗0セーブ、防御率6.75。今季3Aでは38試合に登板して6勝0敗1セーブ、防御率2.10。1メートル90、102キロ。左投げ右打ち。

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2022年11月17日のニュース