阪神・藤浪 ブルペン待機でプロの仕事に徹する「やれ、と言われたので」今季救援5戦で失点ゼロ

[ 2022年9月23日 05:15 ]

キャッチボールで汗をぬぐう藤浪(撮影・坂田 高浩)
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 第2先発でもプロの仕事に徹する。今季の行方がかかった敵地での広島戦で、阪神・藤浪がブルペンでスタンバイ。21日の同戦では西純が2回途中からスクランブル登板し、3回2/3を無失点に抑えた。必勝態勢の首脳陣も、流れを変える投球に期待を寄せた。

 「中継ぎに入れ、ということで。西純みたい?じゃないですか。やれ、と言われたので。仕事なんで」

 “仕事”という言葉に力を入れた。残り4試合、厳しい状況は承知している。先発にはこだわりがあるが、どんな形でもチームの勝利に貢献することが第一。それこそがプロ。開き直ったときこそ、藤浪の凄みが出てくる。リリーフは6月10日のオリックス戦(京セラ)以来だが、今季は5試合の救援登板で防御率は0・00。1点も与えていない。

 「先発と中継ぎの中間で難しさはある。長いイニングも意識しないといけない」

 前回登板の18日ヤクルト戦はスプリットが鋭く、6回2安打9奪三振で自責0。今回もまた、相手を全力で抑えるだけだ。(鈴木 光)

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2022年9月23日のニュース