全足利クラブ・佐藤翔“王手弾”で「ホームラン賞」新品バット贈呈

[ 2022年8月29日 04:59 ]

スポニチ後援第46回全日本クラブ野球選手権大会第2日・準決勝   全足利クラブ6―4ハナマウイ ( 2022年8月28日    大和 )

<ハナマウイ・全足利クラブ>本塁打賞として、ミズノ製のバットを贈呈され、笑顔の全足利クラブ・佐藤翔(撮影・木村 揚輔)
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 2球場で準々決勝と準決勝の計6試合が行われた。前年覇者の全足利クラブ(関東)は3番・佐藤翔(かける)外野手(25)の攻守にわたる活躍で、ハナマウイ(関東)に6―4で逆転勝ち。29日の決勝で大会最多12度目のクラブ日本一をかけ、大和高田クラブ(東近畿)と対戦する。

 佐藤翔が笑顔でハイタッチの輪に加わる。20年の都市対抗に出場した強豪ハナマウイを撃破。入部1年目の25歳が攻守で貢献した。

 「思ったより打球が伸びて」と振り返ったのは、4―3の7回2死一、三塁だ。4番・田中の打球は中堅後方を襲う飛球。佐藤翔は背走し、最後はフェンスにぶつかりながら好捕した。そして8回にリードを広げる左越えソロ。「ホームラン賞」としてミズノから新品バット(約2万円)を贈呈されて喜んだ。

 独立リーグの栃木を昨季限りで退団。年齢を考えての決断も「本気で野球をやりたい」と足利市内の建設会社に入社し、全足利クラブの門を叩いた。大和高田クラブとの決勝戦に向け「まだ日本一の経験はないので、明日(29日)は全員で勝ちたい」と力強く話した。

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2022年8月29日のニュース