巨人メルセデス 5回途中4失点で区切りの来日30勝目ならず 走塁でもスライディングせず本塁憤死

[ 2022年6月22日 19:45 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年6月22日    東京D )

<巨・D>5回途中降板するメルセデス(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の来日6年目左腕、C・C・メルセデス投手(28=ドミニカ共和国)がDeNA戦(東京D)に先発登板。5回途中6安打4失点で降板し、区切りの来日30勝目となる今季6勝目をマークすることはできなかった。

 2試合ぶりに小林とバッテリーを組んで中10日のマウンドへ。初回いきなり1番・蝦名、2番・桑原、3番・佐野と3連打されて1点先制を許すと、2回には嶺井、3回には佐野にソロアーチを浴びるなど序盤で早くも3失点。全体的にボールが高く、直球も140キロ台前後という苦しい立ち上がりとなった。

 2回には自ら今季3安打目となる中前打を放ったが、続く丸の二塁打で三塁に進んだ後、ウォーカーの左飛でタッチアップ。犠飛には充分な飛距離にも見えたが、次打者の吉川がスライディングするよう懸命にジェスチャーしたものの、メルセデスはスライディングせずにホームを走り抜けて本塁憤死となった。このプレーに原監督はリクエスト。審判団によるリプレー検証が行われたが判定は変わらず、追加点を逃すシーンもあった。

 それでも吉川が3回に3号ソロを放って4―3と勝ち越し。5回を投げ切れば勝利投手の権利を得ることができたが、5回、先頭の代打・大田にストレートの四球を与えると、ここで原監督がベンチを出て2番手右腕・井納へスイッチとなった。だが、井納も暴投で走者に進塁を許した後、蝦名にストレートの四球を出して4球で交代。3番手左腕・高木が同点とされ、メルセデスの失点は4となった。

 投球内容は4回0/3で打者18人に対して71球を投げ、6安打4失点。1三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは143キロだった。

 メルセデスは小林とバッテリーを組んだ6月4日のロッテ戦(東京D)で8回途中1失点と好投して4月27日のDeNA戦(横浜)以来38日ぶりとなる今季5勝目をマーク。前回登板した11日の楽天戦(楽天生命パーク)では21歳の山瀬と初バッテリーを組んで6回途中3失点で今季2敗目を喫している。

 ▼メルセデス ゲームの中で何とか修正しようとしましたができず、先発の役割を果たせず悔しいです。まだゲームは終わっていないのでチームが勝つように応援します。

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2022年6月22日のニュース